昼はおにぎりテイクアウト、夜はバル【おにぎり&バル「楽 GAKU」】富山・魚津駅前の新スタイル飲食店
日本人の食生活には欠かせないおにぎり。持ち運びができて、時間が経って冷めてもおいしく、屋外での食事や手軽に食事を済ませたい時など、さまざまなシーンで重宝します。
豊富な雪解け水に恵まれ稲作が盛んな富山でも、おにぎりは身近な存在。
富山県魚津市には、地元のおいしい米を使ったおにぎりのテイクアウト専門店とバルの2つの顔を持つ店が2024年4月にオープンしました。
日中は富山の米を使ったおにぎりのテイクアウト店
夜は富山の地酒と肴を楽しむバル
店の名前は、「楽 GAKU」。
あいの風富山鉄道「魚津」駅の目の前にあり、ポップなおにぎりの看板と大きな「楽」の文字が目印です。
この「楽 GAKU」、朝から昼にかけた日中の営業ではおにぎりのテイクアウト専門店として、夜は干物やてんぷらなど地元食材を使ったさまざまな肴を楽しめるバルとして、2つの顔を持つ新しいスタイルの飲食店なのです。
おにぎりの注文は店の正面左側にある小さな窓から。
下のガラスケースには、高菜やツナマヨ、あさり佃煮といったおにぎりが並びます。もちろん、富山の名物、昆布を使ったおにぎり「黒とろろ」と「白とろろ」の姿も。
並んでいるおにぎりの中から、好きなものを選んで注文します。早いときには昼前に売り切れてしまうこともあるそうで、8時から11時ごろに訪れるのが狙い目なんだとか。
富山のとろろ昆布からご当地の変わり種まで
具材たっぷりのボリューム満点おにぎり
「楽 GAKU」のおにぎりは、しっかり大きめなサイズが特徴。具がてっぺんまでつまっていて、どこから食べてもひと口目からごはんと具の味を楽しめます。
「ひと口目で具がないと、がっかりするでしょ」(店主)
ごはんとたっぷりの具を味わってこその、おにぎり。店主のこだわりです。
おにぎりに使っている米は、地元の魚津を含む新川地区で作られたもの。毎朝炊きたてのごはんを、店主が一つひとつ握っています。
おにぎりの具は、およそ10種類。
定番の鮭や明太子などが並ぶなか、店主のオススメは「梅の実ひじき」です。福岡県では定番だというごはんのお供で、しそ風味の肉厚のひじきとカリッとした梅の実のふりかけ。これをごはんに混ぜ込んだおにぎりで、しっとりとしたひじきに梅の酸味が加わっておいしく味わえます。
富山の定番こまいや天ぷら、粉もんまで
夜は店内飲食ができるにぎやかなバルへ
夜はバルとして店内で飲食をすることができます。
富山の地酒を豊富に揃え、地元の食材を使ったおつまみと一緒に味わうことができます。
タラのなかま「こまい」の干物は、富山では定番の肴。このほかにもコロッケや粉もんなど、メニューの数は決して多くはありませんが、多岐にわたるジャンルのおつまみを味わうことができます。
店主のオススメは、するめをてんぷらにした「する天」。イカのてんぷらに比べて塩味が強く、日本酒のあてにぴったりです。
昼はおにぎり、夜はバル。朝晩の行き返りや昼のまちめぐりなど、駅前にあったらちょっと立ち寄りたくなる店です。
【おにぎり&バル 楽 GAKU】
住所 富山県魚津市釈迦堂1-44-22
営業時間 おにぎり 7:00〜(なくなり次第終了)
バル 17:30~24:00
定休日 日・月曜、祝日