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実写になってかわいさ倍増! スティッチ役・山寺宏一さん&リロ役・永尾柚乃さんが映画『リロ&スティッチ』のもふもふな魅力を語る【インタビュー】

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

その愛らしさでスティッチ・ブームを巻き起こした『リロ&スティッチ』を、ディズニーが完全実写化。全米2週連続No.1の大ヒットを記録し、世界中に“スティッチ旋風”を巻き起こしている実写版『リロ&スティッチ』が6月6日(金)より全国ロードショーとなります。

本作は、ハワイのカウアイ島を舞台に家族の絆を描く感動のハートフル・ファンタジー。イタズラが大好きで島中の人を困らせる暴れん坊なスティッチが、少女・リロと出会い、共に過ごす中で、“オハナ<家族>”の絆の大切さに気づいていく様子が描かれています。

アニメイトタイムズでは、リロの日本版声優を担当する永尾柚乃さん、アニメーション版に引き続きスティッチの声を担当する山寺宏一さんにインタビュー。本作の魅力はもちろん、2人にとっての“オハナ<家族>”はどんな存在なのかをお聞きしました。

【写真】映画『リロ&スティッチ』山寺宏一&永尾柚乃インタビュー

実写になったスティッチは「もふもふしていて、とってもかわいい!」

ーーつい先ほど、本作を一緒に鑑賞されたそうですね。完成した映像を観て、いかがでしたか?

スティッチ役・山寺宏一さん(以下、山寺):アフレコは一緒にできなかったので、先ほど初めて吹替の声を聞きましたが、柚乃ちゃんの演技に泣かされました。映画もすごく楽しいものに仕上がっていましたね。

リロ役・永尾柚乃さん(以下、永尾):私も同じ感想です。

山寺:自分の演技に泣かされた?(笑)

永尾:感動するところもあるし、楽しいシーンもたくさんあるし、全部が良かったです!

山寺:そうだよね。楽しさと感動の両方が味わえる、素晴らしい映画になっていました。

ーーアニメーションでも十分魅力的だったスティッチですが、実写になって魅力が増したと感じる部分はありますか?

永尾:実写化したスティッチはもふもふで、とってもかわいいです!

山寺:本当に。違和感は全くなかったですね。むしろ、よりかわいくなったと思います。リアルな毛並みが描かれているので、“もふもふ感”が増したというか。リロがスティッチを抱きしめるシーンを見ると、観た方も絶対に抱きしめたくなると思います。

山寺:リアルな質感や重量感が分かりやすくなったのは、実写版の魅力だと思いますね。ただ、プリークリーはちょっと生々しくなりましたね(笑)。

永尾:確かに、ちょっとヌメヌメしてました(笑)。

ーー永尾さんはアニメーション版の『リロ&スティッチ』も何度も観るほどお好きだそうですね。吹替のオーディションに挑むにあたって、どんな準備をされたのですか?

永尾:とにかくリロの心を入れて、「楽しもう!」と思って挑みました。

ーー実際に楽しめましたか?

永尾:はい! とっても楽しかったです。

ーーということは、手応えも?

永尾:本当に楽しかったので、「これは受かるかな?」と(笑)。

山寺:自信があったんだね!(笑)

永尾:自信がないと、それが演技にも反映されてしまうと思うんです。だからこそ、「これは受かる!」という気持ちで演じました。

山寺:すごいなぁ。僕はいつも自信が持てなくて、「ダメだなぁ」と思ってしまうことがあるので……。次からは「絶対に受かるんだ!」という気持ちでやるようにします。勉強になりました!

永尾:言霊ですよ!

ーー収録でリロの声を演じてみていかがでしたか? 

永尾:監督さんからは「スティッチが近くにいると思って話してね」と言われました。

山寺:距離感ね。声の演技でも距離感を意識することは大切なんですよ。

永尾:あと、私は今8歳なのですが、リロは6歳なので「リロの妹を演じる感じでやってください」と言われました。

山寺:僕が映像を観て印象に残った柚乃ちゃんの演技は、泣き叫ぶシーンです。臨場感たっぷりに演じていて、「こんな演技もできるんだ」と驚かされました。

永尾:あそこは、声を響かせるように演じてみました。

山寺:あれをDolby Atmos(ドルビーアトモス)で聞いたらすごいだろうなと。喉は痛くならなかった?

永尾:飴を舐めたら大丈夫でした。

山寺:回復力がすごい!(笑)若さだね。

山寺宏一&永尾柚乃にとっての“オハナ<家族>”とは

ーー先ほど「柚乃ちゃんの演技に泣かされた」と言っていましたが、声優の大先輩として、改めて永尾さんの演技の感想を聞かせてください。

山寺:柚乃ちゃんが演技派だということは、もはや誰もが知っていることですから。リロもバッチリハマるだろうなと思っていました。映像を観ていて、途中から柚乃ちゃんが声を当ててしまうことを忘れてしまったくらいです。マイア・ケアロハさん本人が話しているように感じました。これは、吹替としては理想的なんですよ。

ーーリロの姉・ナニ役のMOMONAさんはディズニー声優初挑戦。彼女の演技の印象はいかがでしたか?

山寺:気持ちが入った演技が、ナニにぴったりだと思いました。先ほど「柚乃ちゃんの演技に泣かされた」と言いましたが、正しくは「柚乃ちゃんとMOMONAさんの演技に」ですね。リロとナニの姉妹のシーンは、本当に感動的でした。

ーー山寺さんはアニメーション版に引き続き、スティッチ役を演じられました。実写で演じるにあたって、変えた部分はあったのでしょうか?

山寺:全くありません。アニメーションで表現したままのスティッチを演じました。もともとスティッチはクリス・サンダース(アニメーション版『リロ&スティッチ』の監督)が声を当てたキャラクター。クリスの発声法=スティッチなので、勝手に変えてはいけないんです。オリジナリティーを出すと、それはスティッチではなくなってしまう。今回もクリスの声を聞いて、同じように演じました。

ーー20年以上スティッチを演じ続けている山寺さん。演じていて感じる、スティッチのキャラクターとしての魅力はどこにあると思いますか?

山寺:暴れん坊なのにかわいい、というギャップだと思います。ヨダレを垂らしたり、鼻の穴に舌を突っ込んだり、汚いこともたくさんするじゃないですか。破壊のためだけに生まれたエイリアンですから。そんなスティッチが愛を知っていく姿が感動的で、物語の魅力につながっているとも感じました。

ーー永尾さんは、演じてみてリロのどんなところに魅力を感じましたか?

永尾:私は、リロの周りに流されないところが好きです。自分を持っていて、しっかり者ですし。とにかく全部大好きです!

ーー本作は“オハナ<家族>”の絆を描く物語ということで、お2人にとって家族とはどんな存在なのか聞かせてください。

永尾:本当にかけがえのない存在です!

山寺:今は妻と2人で暮らしていますが、本当にかけがえのない存在です。母はもうすぐ90歳になるのですが、僕が小さい頃から大好きなカレーを今でも作ってくれるんです。先日は一緒に野球も見に行きました。いつまでも元気でいてほしいですね。

ーー最後に、映画を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。

山寺:本当に心温まる、愛と家族の物語です。観終わった後、きっと元気になれると思います。ハワイの美しい風景もたくさん盛り込まれておりますので、ぜひ大きなスクリーンで観てください。

永尾:山寺さんの言った通り、心がポカポカ温かくなる映画です。大事に大事にリロの声を演じました。映画も、リロも、スティッチも大好きになってくれたら嬉しいです。

山寺:大丈夫。絶対にみんな好きになると思うよ!

[インタビュー/米田果織]

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