第一小55年前の卒業生 6年生に折り鶴 「中学でも友だちを大切に」
中町・町田第一小学校で先ごろ、卒業を前にした6年生108人、一人ひとりの机に折り鶴が置かれていた。卒業生へのおくる言葉がそえられていたもので、登校した児童らは驚いた表情でその折り鶴を手にしたという。
これは55年前に同校を卒業した当時の6年2組メンバーらが同窓会の開催をきっかけに企画。そのなかの一人、能條敏明さんは「子どもたちの思い出に残ればと思い、学校の協力を得て実施した。これからも友だちを大切に、楽しい中学校生活を送ってもらいたい」と笑顔。同窓会が校内で実施されることを聞いていた児童らからは歓迎するメッセージがあったという。
能條さんらは55年ぶりに入った6年2組の教室になつかしさで一杯になったといい、「ここから巣立ったのがついきのうのように感じられた。こんな取り組みが町田市内に広がっていけばいいよね」と話している。