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飯山小児童 宮ヶ瀬湖でカヌー体験  ダム建設の歴史など学ぶ

タウンニュース

虹の大橋を前にカヌーを漕ぐ生徒たち

厚木市立飯山小学校(三橋弘明校長)の6年生27人が9月19日、清川村の宮ヶ瀬湖カヌー場でカヌー体験を行った。

市内のスポーツ用品店「イシケンスポーツ」を経営する石川政彦さんが講師を務め、総合型体験学習の一環として実施。かつて宮ヶ瀬ダム建設時に281世帯の集落が水没し、その多くの住人が同小の学区でもある宮の里に移転したという歴史から、児童たちにカヌー体験を通して地域の歴史を知ってもらおうと、石川さんが同小に提案して実現した。

カヌーの漕ぎ方や乗り方のレクチャーを受けた児童らは、湖面の下に沈んだ集落の歴史や同小との関係性について説明を受けながら湖へ。緊張した面持ちだった児童も慣れてくると歓声を上げるなど体験を楽しみ、協力して虹の大橋周辺を周遊した。

参加した清水陽音君は「宮ヶ瀬と故郷の関係が分かって勉強になった。仲間たちと協力してカヌーを漕いだのは最高の思い出になりました」と笑顔で振り返った。

石川さんは「宮ヶ瀬にルーツを持つ児童がいれば、今回の体験が家でも話題になるのでは」と話した。

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