「足りなかったら輸入米ですよ」小泉劇場第2幕?備蓄米放出のその後はこうなる
6月2日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、備蓄米について意見を交わした。
基礎控除とか消費税減税どこいった?
寺島アナ「小泉農水大臣はきのう、備蓄米を発売した東京品川区のイオンスタイル品川シーサイド店などを視察し、「予想を上回るスピードで民間事業者が対応してくれた」と感謝を述べました。イオンとディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはきのう、都内の店舗で随意契約の政府の備蓄米の販売を始めました。販売価格はともに5kgで1980円税抜です。品切れを防ぐためイオンはきょうまでの2日間で合計6200袋、ドン・キホーテは3600袋を用意しました。イオンスタイル品川シーサイドでは、午前8時の開店に合わせて発売しました。備蓄米と示すシールが貼られた無地の袋が山積みになり、開店前から850人が並んだといいます。上念さん、これはどうご覧になります?」
上念「小泉劇場第2幕ですね。いや、すごいですね。この話題一色じゃないですか。昨日もおとといも朝のワイドショーをちょろっと見ましたけど、30分ぐらいこれやってるんですよ」
寺島「長くやるんですよね」
上念「だから視聴率が取れるんでしょう。基礎控除とか消費税減税どこいっちゃったんだろうなと。小泉さんのことをディスったあの81歳の元農水大臣は「老害め」みたいな感じでそっちで非難されて。いやもう第2幕ですよ。小泉さんうまいなと。これで調子に乗りすぎて変なことを失言して揚げ足取られたりとかないように慎重を期してやっていただければいいかなと思います」
寺島「小泉農水大臣は今後の備蓄米放出について、「次の30万トンをどのように活用するべきか並行して考えている。需要があれば全部出す。そういった強い思いで、なんとかこの価格の高騰を抑えたい」こう強調したといいます。100万トンあった備蓄米はすでに61万トンが放出されています。残りが30万トン台まで減少しているということなんですが、今後の備蓄米の放出、これはどうすればいいのかってことですね」
上念「全部出し切って足りなかったら輸入米ですよ。まずミニマムアクセス使って、それでも足りなきゃ関税引き下げ、と。そのために多分議論が起こるでしょ。で、「小泉頑張れ」ってなるんですよ。小泉劇場ですから。うまいことこのサイクルにハメましたね。すごいですね、持ってますね。逆に言うと失言した江藤さん、救世主ですね」
寺島「前農水大臣」
上念「コメは買ったことがないと。名前は挙げないでおきますけど、自民党の江藤さんの発言を批判してる野党の政治家も買ったことない人多いですよ。地方の政治家なんてもらえるもん。自民党の他の議員に聞きましたけど、結構もらえるんですよって言ってましたよ。野党の人もぶっちゃけ、もらってますって人いると思います」