まち普請で「もくり」改築 より開かれた居場所へ
2024年1月にヨコハマ市民まち普請事業の整備施設に選ばれた「リトルファームHOMMOKUもくり」=中区本牧満坂=が今年1月にリニューアル。近いうちに手伝ってくれた人たちと慰労会をする予定だ。
今回整備したのは、老朽化した水回りの修繕やスロープ。また、旗竿地で分かりにくかった入り口から続く小道に、廃材を活用した園内案内板やイベント告知板、地域の小学生たちが描いた50枚近いアイコンを設置した。「皆さんに安全安心に来ていただくための設備は、前から整えたいと思っていたこと。これからも改善は重ねていきたい」と代表の今関喜代子さんは話す。
同所は2018年に誕生。約30坪の庭に畑や花壇を作り、野菜や花を育てている。また、レンタルスペースとしても機能しており、複数の地域団体が、「子ども食堂」「おやつタイム」「発酵部」など様々なイベントで活用している。まち普請への応募は、改めて「やりたいこと」「目指していること」を考え、原点に返るきっかけになった。今後は、さらに地域の人に開かれた居場所を目指す。今関代表は「第二ステージに入った感がある。立ち上げ時とはまた違うワクワク感がある。新しいものと出会える場所であればうれしい」と話した。