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化学プラント等で使われる“防爆カメラ”とは?

文化放送

11月18日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、LiLz株式会社代表取締役社長の大西敬吾氏をゲストに迎え、最新の防爆技術について詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは企業プロフィールをご紹介致します LiLz株式会社は、2017年に沖縄県で設立されました。“機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする”をミッションに掲げ、予知保全市場をターゲットにした遠隔点検用のIoT・AIサービス“LiLz”を提供しています。ソフトウェア・ハードウェア、研究・ビジネスに境界を作らず、サービス検討を支援しています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「最近の導入事例について教えてください」

LiLz株式会社代表取締役社長・大西敬吾氏「トピックとしては製鉄業界での導入が増えています。鉄を加工する工程では広大な敷地が必要で、施設維持管理のための日常点検が非常に距離もありボリュームもあるということで、膨大になってきています」

松井「注目の技術は何ですか?」

大西「防爆です」

横井「詳しく教えてください」

大西「防爆というのは爆発を防ぐことです。これがどこに使われているかというと、化学プラント、石油化学プラント、ガスなどです。爆発性雰囲気と言うんですけど、ガスや粉塵で爆発する可能性のある場所を防爆エリア、危険な場所だと決まっているんですね。そこに対応した商品となると、防爆の認証を取らなくちゃいけないんですけど、この認証を取るためにいろんなハードルを越えなくちゃいけません」

横井「防爆カメラ自体はこれまでも世の中にあったかと思いますが、既存の物との違いはどんなところですか?」

大西「防爆のカメラで、今市場に出回ってるものは監視系です。ビデオで撮っている監視カメラの中の防爆タイプというものになります。構造的な違いは、大半のケースが耐圧防爆構造というもので、通常のカメラは外からアルミ合金などでガチャッと閉じ込めて、中で爆発しても外に出ないことを保証するものになっています。これは、ガス防爆は対応できるのですが、粉塵防爆が対応できないというデメリットがあります。あと、すぐ重たくなるんですよね。我々のカメラは今回、ボディーが樹脂であることが結構大きなことでして、通常のときと、防爆エリアでの使い勝手が変わらない。使いやすさが全然変わらないのが評価いただいてる部分だと思います」

横井「それでいて、軽いということですか?」

大西「重さは530gです。通常のカメラが390gなので、140g増えただけなんですよ。なので、通常と何も変わらない状態を作り出せたというのが強みです」

横井「すごいですね」

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