気がおけない仲間とちょっと気取った酒タイムを。イタリアン居酒屋『メシトサケ ポンコツ』
2024年10月18日、横山町にイタリア料理をはじめとした創作料理が楽しめるお店『メシトサケ ポンコツ』がオープン。数々の飲食店を経験してきた店主・佐藤さんにとって初めてとなる"自分のお店"です。実際に食べたり飲んだりした“メシトサケ”を紹介していきますね。
10/18にオープンしたばかりのイタリアン居酒屋
八王子駅北口から徒歩8分。西放射線ユーロードを進み、中町公園から南小路を西に進むとほどなく見えてくるのが、特徴的な緑の丸い看板とのれんです。
店内はカウンター10席ほど、奥には8〜10名ほどが入れる小上がりのお座敷席があります。この席数を店主・佐藤さんのワンオペで対応しているため、料理の提供に少し時間がかかったとしても「大きな心」でお待ちいただける方にオススメしたいお店です。
そんな事情もありドリンクは、お店奥の冷蔵庫からワインやクラフトビールをお客さん自身で出して申告するスタイル。さらに、ボトルワインをお客さん自身で抜栓した場合は、100円引きになるというサービスも。
メニュー
メニューは毎日変わるので、行く日によってここに載っている料理があったりなかったりすると思いますが、今回はなるべく「いつでも提供している」というお料理をチョイスしました。
ハニーチーズ豆腐 680円
まずは冷菜の『ハニーチーズ豆腐』から。メニュー名からチーズと豆腐が使われていると思う方もいるかもしれませんが、豆腐はまったく使っていません。クリームチーズや牛乳などを使い、寄せ豆腐のような見た目に仕上がっています。かけられたハチミツと黒胡椒と一緒にバゲットに乗せて食べる。これは白ワインやスパークリングが飲みたくなる一皿ですね。
白、赤、泡。それぞれグラスで数種類提供
というわけで、順番は前後するのですが乾杯でオーダーしていたワインを紹介。オーストラリアの『ロリマー ブリュット』(グラス ¥600 / ボトル ¥3,000)。このお店では白、赤、泡と8種類ほどのワインをグラスで提供しています。なので料理に合わせて一杯ずつ変えたい方や、ボトルを頼んでも飲みきれない方に嬉しいサービスですね。
ラム餃子 900円
次は温菜から『ラム餃子』をチョイス。スパイスが効いたラム肉がゴロっと入った肉肉しい一品です。“餃子”と聞くとやはり中華を想像される方が多いと思いますが、しっかりとワインに合うようなビジュアルと味わいになっていますよ。
スペイン『プレノ テンプラニーリョ』600円
そんなラム餃子に合わせて選んでいただいたのはスペインの『プレノ テンプラニーリョ』。果実味とタンニンがバランスよくあり、ラム餃子のスパイスに負けない力強さがありました。ワインを飲み慣れていない方も、佐藤さんが料理に合わせて選んでくれるので安心です。
下田さん家の豚 塩ミートソース 1,200円
パスタはこちら。佐藤さんと同郷で長年の付き合いがある武蔵村山の畜産家・下田さんが扱う豚肉を使った塩ミートソース。こちらは以前働いていたお店でも提供していて、ファンも多いメニューだそう。ミートソースってご存知のとおりトマトを使った赤茶色の見た目を想像すると思いますが、こちらの塩ミートソースはトマトは使っておらず、ややあっさり目の色。でも前述の下田さん家の豚肉や春菊、隠し味に醤油や味噌を使った旨味溢れる一皿になっています。
他にも『納豆ペペロンチーノ』もファンが多いとのこと。味が気になるので早く食べに行きたい……。
他にも魅力的な料理がいっぱい
他にもトリュフ風味ポテトフライ(680円)や炙り白子ポン酢(900円)といった酒が進むような料理がたくさん。また「おまかせで何か出して!」といった要望にも対応できるとのことなので、ぜひいろいろ佐藤さんに相談してみてください。
店主・佐藤さんに店名の由来を聞いてみた
ところで、気になっていた方も多いと思いますが、なぜ『ポンコツ』という店名なのか!? 佐藤さんに聞いてみたところ、高校生のころ「ほんとポンコツだな!」と言われていたその言葉の響きが好きで、お店をやるときにはポンコツにしようと決めていたとのこと。また「自分を表した一言」でもあるし、「それぞれにある“ポンコツ話”をしながら楽しくやろうぜ」という意味も込められているのだそう。
取材した日は佐藤さんが立川で働いていた時に、向かいでお店をやっていた店主さんたちのグループが飲みに来ていました。八王子に引っ越してもこうして飲みに来てもらえるぐらい愛されている佐藤さん。これから八王子でもたくさんの方々に愛されていくのでしょう!
土日祝のみランチ営業もしています。明るい時間から飲めるお店がまたひとつ増えた!