「どうして?ずっと待っていたのよ!」母に怒鳴るのは…あの要注意人物だった #母の認知症介護日記 216
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
姉の体調が安定せず、この日もワフウフさんがひとりで母・あーちゃんの様子を見に施設へ行くことに。途中、認知症の病院に寄って処方箋を受け取る予定でしたが、父が突然病院に現れたことで、計画が崩れてしまいます。しかし、先生や病院のスタッフがワフウフさん姉妹の希望通りに対応してくれたことで、一番恐れていた事態である父にあーちゃんの入院先を知られる、ということはありませんでした。病院の細やかな対応に、ワフウフさん姉妹は感謝しかありませんでした。
意地悪すぎる…!
自分のパーキンソン病を診てもらいたいと言い、あーちゃんが通う病院の予約を取ろうとした父。しかし、そこは認知症の専門病院なので、父があーちゃんの動向を確認するために予約を入れようとしているのは明らかです。先生や病院のスタッフは、ワフウフさんの話を聞いて、父の申し出をきっぱりと断ってくれました。さらに、しばらくは父とあーちゃんが鉢合わせをしないよう、ワフウフさん姉妹だけの通院でも対応してくれると言ってくれて、ワフウフさんはこの神対応に感動していました。
施設のスタッフルームに寄って、スタッフさんにあーちゃんと散歩に行くと声をかけようとしたところ、おじいちゃんおばあちゃんの集団に遭遇しました。その中には、第一印象で要注意だと感じた例のおばあちゃんの姿も……。
すると、例のおばあちゃんは険しい顔であーちゃんに怒鳴ってきたのです。どうやらあーちゃん、施設でおこなっているカラオケに誘われていたらしいのですが、すっかり忘れてしまっていたようです。
あーちゃんはすぐに謝っていましたが……。
おばあちゃんは激おこ。そのままほかの方と一緒に去っていきました。
やっぱりこの人、要注意人物でした。
意地悪すぎるーーーー!!
あーちゃんも、どうやらこのおばあちゃんが意地悪なのは感じている様子。ただ、そこまで気にしているわけではなさそうでした。
入居数日で古株の方の文句を言うのは気が引けるので、とりあえずウワサ好きそうな受付のおばちゃんに愚痴ってみました。すると、この方がスタッフさんに口添えしてくれたようで、期待通りの展開にニヤけてしまいました。
私が施設へ行くと、あーちゃんはまたまた部屋を暗くして昼寝中。起こして散歩に行こうと外へ連れ出したのですが、あーちゃんが入居する施設では、外出時にスタッフさんに声をかけなくてはいけません。そこで、スタッフルームに立ち寄ったところ、別の部屋からおじいちゃんとおばあちゃんがゾロゾロと出てきて鉢合わせになりました。
その集団の中には、要注意人物だと思っている例の意地悪そうなおばあちゃんの姿も……。すると、そのおばあちゃんが険しい顔であーちゃんに近づいてきて、あーちゃんをにらみつけながら「どうしていらっしゃらなかったの!? ずーっと待ってたのよ!」と怒鳴ってきたのです。どうやらこの日、カラオケの時間があったらしく、あーちゃんはこのおばあちゃんに誘われていたのに、忘れてしまっていたようです。
あーちゃんは素直に謝っていましたが、おばあちゃんは激怒したまま去っていきました。あーちゃんいわく「今の人、食事のときもテーブルが一緒で、いろいろ言ってきて意地悪なの」だそうで、私もドン引き。とはいえ、入居して数日で古株の人のことを言うのも気が引けるので、施設の受付をしているウワサ好きなおばちゃんに愚痴ってみたところ、おばちゃんがスタッフに口添えしてくれたようで、計算通りの展開に思わずニヤけてしまいました。
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先日会ったおばあちゃんは、ワフウフさんの予感通り要注意人物だったようです。せっかくストレスのかからない環境になったと思っていたのに、これはちょっと心配ですね。ウワサ好きの受付のおばちゃんのアシストで、何か良い変化があることを期待したいです。
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