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実は“激レア”⁉昭和レトロな配色がかわいい『赤胴車』を阪神西宮駅で見てきた 西宮市

Kiss

1986年から阪神電鉄本線を特急・急行系車両として活躍、後に武庫川線で2020年6月まで走っていた赤と白の車両を覚えている人はいるでしょうか。

当時の人気剣道漫画“赤胴鈴之助”の主人公が身に着ける胴の色が赤色だったことから『赤胴車』と呼ばれるように

正確には「バーミリオン(朱色)」と「クリーム」のツートンカラーに塗り分けられ、『赤胴車』の愛称で知られた電車は多くの鉄道ファンや地域の人たちに親しまれていました。

その後車両は全廃となりましたが、阪神電鉄が開業120周年記念の一環として、現在の急行用8000系車両を『赤胴車』のデザインに順次変更(全19編成)することを決定、すでに運行が始まっていると聞いて見に行ってきました。

行ったのは特急、急行、普通電車と全ての種類の車両が停車する阪神「西宮駅」。

今年から3~4年をかけて変更していくとのことなので、現在運行しているオレンジとベージュカラーの車両が次々にやって来ます。

現在の8000系車両はオレンジとベージュ

これは仕方がない…のんびり待とうと特急や急行をやり過ごすこと数本。電車は全くやって来ません。

近くにいた駅員さんに聞いてみると、今の時点(7月17日)での運行はまだ2編成とのこと。いつ走っているかもわからないそうで、「出会えたらラッキー」なのだとか。

いつまでも待ち続けているわけにいかないので、次の電車が違っていれば帰ろうと思っていたところ、なんと『赤胴車』が見えました!

昭和レトロな配色の電車はどこか懐かしい雰囲気を醸し出し、ゆったりとホームへ入ってきます。

あまりの嬉しさにパシャパシャパシャパシャと“激レア”車両を撮影しまくってしまいました。

このようになかなか出会えない『赤胴車』ですが、引退まで活躍した7890形車両が現在も武庫川団地内にある広場に展示されています。

武庫川団地前駅から赤胴車のある広場までは徒歩10分ほどで行けます。特に入り口などもなく、いつでも見学できるようです。

普段は車両に入ることはできませんが、集会所として利用ができるようですね。

まるで本物の駅のように「武庫川団地」と書かれた駅名標やホーム、点字ブロックまであります。

近くでじっくりと見ることができるので、こちらもおすすめですよ。


場所
阪神西宮駅
(西宮市田中町1)

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