旭RC 不登校児支援への理解深め 専門家が講演
奉仕団体の横浜旭ロータリークラブ(北澤正浩会長)の例会が12月18日に希望ヶ丘幼稚園で開催。卓話者として、泉区を拠点として不登校児らの居場所づくりに取り組む(一社)かけはしの廣瀬貴樹さんが講演した。
廣瀬さんは元小学校教員で、2021年にかけはしを立ち上げた。現在は横浜市教育委員会の委託を受けて、「ハートフル西部」を運営。また、希望が丘エリアで子どもたちの居場所を提供しているネットワーク団体「soil(ソイル)」にも携わっている。
講演で廣瀬さんは横浜市内の不登校児童・生徒が約9700人に上っている現状などに触れた上で、支援の重要性や緊急性を説明。かけはしでは子どもたち自身の肯定感や決定能力を育むことを重視しているとして、「子どもたちが安心して自ら成長できる『土』のような存在になれれば」と話した。