金運上昇「ヘビ」に小判 干支だるま生産ピーク
平塚市東八幡の「荒井だるま屋」で、来年の巳年にちなんだ干支だるまの生産がピークを迎えている。
同店は2004年の申年に合わせて干支だるまを考案して以来、干支にちなんだ商品を制作・販売している。4代目の荒井星冠(せいかん)さん(69)がデザインを考え、筆で一つ一つ絵柄を施している。
平塚市で作られている伝統的な相州だるま2号に和紙で装飾しており、高さは12〜13cmほど。全て微妙に大きさや表情が異なる。
金運の象徴であるヘビのだるまが一層ご利益を発揮するようにと、とぐろを巻いたヘビの腹には、平塚市の「土屋銭洗い弁財天妙圓寺」で祈祷された小判が。荒井さんは「物価上昇で困っている人が多い。金運が上昇することで健全な生活を送れたら」と願った。