行きつけの一軒に加えたい、アットホームなビストロ「Bistro&Cafe KIZKI」【東区・高岳】
2023年5月、閑静な住宅街にオープンした「Bistro&Cafe KIZKI(ビストロ&カフェ キズキ)」。
一見外観からは敷居が高そうな雰囲気を感じますが、ここではオーナーシェフ・宮本正樹さんが作る、フランス各地の伝統的な家庭料理の数々を気軽に味わうことができます。今回は、「Bistro&Cafe KIZKI」でオーダーしたい、編集部おすすめの料理をご紹介!
あたたかな夫婦が作り出す、気軽に立ち寄りたいフレンチビストロ
地下鉄桜通線「高岳駅」から徒歩約10分、重厚感のある扉が目印の「Bistro&Cafe KIZKI」。
正樹さんは、ビストロとして名高い東京・西麻布の「ビストロ・ド・ラ・シテ」で経験を積んだ後、フランスの三つ星レストラン「ミッシェル・ゲラール」で修行。帰国後も、名古屋、横浜、東京のフレンチビストロで腕を磨き、2023年5月、奥さんの那月さんとともに、このお店をオープンしました。
クラシカルで落ち着いた雰囲気が広がる店内は、ステンドグラスが印象的。調理風景を間近に見ることができるカウンター席や、最大8名で利用できる半個室のテーブル席が用意されています。
「フランス料理がもっと身近なものになってほしいです。特別なときはもちろん、普段から気軽に寄ってもらいたい」と話す、正樹さん。肩ひじ張らずにゆったりと過ごせるアットホームさが、心地よい空気感を生み出しています。
手間を惜しむことなく、時間をかけて丁寧に作られる料理の数々
「シャルキュトリーの盛り合わせ」(3000円)
正樹さんが手がけるフランスの家庭料理は、ビストロらしくしっかりとしたボリュームがあるのが特徴です。多くのお客さんが注文する「シャルキュトリーの盛り合わせ」は、さまざまな前菜が一度に楽しめる一品。2~3人でシェアするのにぴったりです!
中でも、フランスの古典料理の一つである「パテアンクルート」がイチオシです。サクサク食感のブリゼ生地に包まれたパテは、カモ、豚、牛のミンチと手切り肉などを合わせたもの。それをじっくりと焼き上げて冷ました後、銘柄鶏「天草大王」のコンソメジュレを流し入れ固めています。肉のうま味をぎゅっと凝縮し、4日間かけて完成させるシェフのスペシャリテです。
他にも、前菜で人気の「鶏レバーのムース」や、しっとりかつなめらかな口当たりの「豚肉のリエット」、「自家製ピクルス」「オリーブのマリネ」「キャロットラペ」など、季節野菜のデリが盛りだくさん!どれもワインに合うものばかりで、ついグラスに手が伸びてしまいます♡
「燻製サーモンのカダイフ巻き レモンコンフィのタルタルソース」(2200円)
「燻製サーモンのカダイフ巻き レモンコンフィのタルタルソース」は、冷製の燻製サーモンをカダイフで巻いた一品。そうすることで、外はサクサク食感で香ばしく、中はしっとりとレアな状態に仕上がります。
さわやか風味のレモンコンフィのタルタルソースはもちろん、トッピングの胡麻&チーズのチュイルとの相性も抜群です!
「北海道産エゾ鹿のロースト〜ポワヴラードソース〜」(200gで4500円)
そして、これからの季節に味わいたいのが「北海道産エゾ鹿のロースト~ポワヴラードソース~」です。噛むたびにうま味があふれる鹿肉に合わせるのは、芳醇でフルーティーなポルトソースにバター、黒こしょうが味の決め手のポワヴラードソース。付け合わせの野菜のローストや自家製パンと一緒に、最後の一滴まで余すことなく堪能できます。
料理をさらに彩る!ソムリエが選ぶナチュラルワイン
料理と一緒に注文したいのが、ソムリエ資格も持つ正樹さんチョイスのワインです。グラスワインは、スパークリング・白・赤・ロゼ・オレンジで、5~6種類展開しています。ボトルは約30種類用意され、その日の料理に合うものをおすすめしてくれます。
ワインの他にも、クラフトビール、ウイスキー、ジン、ラムなどの食後酒も充実しているので、グラスを片手にゆったりと食事の余韻を楽しむのも◎。
宮本さん夫婦が作り上げる居心地のよい空間で、極上のビストロ料理を味わいに、ぜひ足を運んでみてください!
Bistro&Cafe KIZKI
問い合わせ
070-9111-3271
場所
愛知県名古屋市東区泉2-7-1 1F
撮影/北川友美
※掲載内容は2024年10月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記です