「忠臣蔵」の赤穂へ「不忠臣蔵」がついに討入り! 赤穂市
京楽座による舞台「不忠臣蔵」が2025年2月8日、赤穂化成ハーモニーホール(赤穂市)で上演されます。チケットは11月15日より発売。第20回吉川英治文学賞を受賞した井上ひさし氏作の「不忠臣蔵」をふじたあさや氏が演出、中西和久氏による語り芸が「忠臣蔵」の赤穂で公演されます。
この芝居は「討入り」からまる2年経った12月14日夜、泉岳寺脇に庵を結んだ妙海尼のもとへ、人目をはばかりながら、一人の蕎麦屋の亭主があらわれたところから始まります。
「忠臣蔵」が書かれたのは赤穂浪士の討入りから45年後、ここでは忠臣になれなかった不忠臣、忠臣を装って生きる不忠臣、忠臣との関りを売り物にしている不忠臣など、表と裏のある人物ばかり19名登場。
劇作家・演出家のふじたあさや氏と井上ひさし氏とは、ともに昭和9年生まれ。忠臣であることを強制され軍団少年として育てられた時代を生きた彼らにとって「不忠臣」にこだわることの重さは尋常ではなく、この作品を通して「井上氏の意志を演出家として繋いでいきたい」とふじた氏は語ります。
<記者のひとこと>
「忠臣蔵」が美徳として語り継がれる現地の赤穂で公演される「不忠臣蔵」。忠臣、不忠臣とは何なのかを違った方面から見つめなおす、興味深い作品。終演後のアフタートークも楽しみですね♪
開演日
2025年2月8日(土)
場所
赤穂化成ハーモニーホール 小ホール
(赤穂市中広864)
時間
開場 13:30~
開演 14:00~
チケット
11月15日~販売
(9:00~窓口、13:00~電話)
電話予約 0791-43-5144
全席自由席
一般 3,000円、友の会 2,500円
高校生以下 1,000円
問い合わせ
赤穂市文化会館
0791-43-5111