上越市長選挙 元市長で市議の宮越馨さんが立候補表明
任期満了に伴い今年10月に行われる上越市長選挙に、元市長で市議会議員の宮越馨さん(83)が立候補することを29日(火)に表明しました。市長選への立候補表明は宮越さんが初めてです。
宮越さんは市内で開いた自身の政策を発表する集会で立候補を表明しました。会場に集まったのは400人あまりの市民です。
立候補の理由について宮越さんは「混乱した市政を立て直すのは私しかいない」とし、行政改革を進め「第二次上越市改造」とし、全国一位の住みよい町づくりを目指したいと話しました。
具体的には、人口減少対策として第3子以降に月額5万円を支給する「子ども年金」制度の実施、厳しい運営状況により建て替えが来年度に先送りされた上越地域医療センター病院の早期着工、北陸新幹線特急かがやきの停車に向けた取り組みなどを進めるとしています。
宮越 馨さん
「最後の戦い。ものすごい戦いに挑む。私の目指した町づくりはまだ未完。元気なうちは頑張る」
宮越さんは現在83歳、旧大蔵省などを経て平成5年から2期8年にわたって上越市の市長を務めました。平成15年から新潟県議会議員になり、平成17年と平成21年の上越市長選に立候補しましたがいずれも落選。また令和3年、前回の市長選ではいまの市長、中川幹太さんと政策協定を結び、立候補を諦めて支援していました。
上越市長選挙は10月19日に告示、26日に投開票が行われます。