新型車両の製作や80000系の増備、駅舎のリニューアルなど推進 東武鉄道の2025年度鉄道事業設備投資計画
東武鉄道は30日、2025年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。総額498億円を投資し、新型車両の製作や鉄道立体化の推進、駅舎リニューアル、自動運転技術やQRコードきっぷの導入に向けた準備などを進めます。
車両関係では東上線へ投入予定の新型車両「90000系」の製作(2編成20両)、東武野田線(アーバンパークライン)で今年3月にデビューした新型車両80000系の増備(4編成)などが挙げられています。野田線の60000系についても、5編成をリニューアルします。
【参考】
東武東上線に「舟運」イメージの新型車両「90000系」導入!デビューはいつ?
https://tetsudo-ch.com/12998751.html
東武鉄道 野田線 アーバンパークラインに新型車両 80000系 登場! 車内にうれしい子育てファミリー空間、潮田玲子ママもイチ推し_沿線価値&注目度もさらにアップ
https://tetsudo-ch.com/12997959.html
保守用車はバラストスイーパー(1台)、除草薬散布車(1台)、軌道モーターカー(2台)、ダンプトロ(1台)をそれぞれ更新する予定です。
駅舎は谷塚駅、草加駅、新越谷駅、久喜駅でリニューアル工事を推進するほか、野田線の初石駅を橋上化。「鉄道駅バリアフリー料金制度」も活用しながらホームドアの整備、駅設備のバリアフリー化を進めます。
大師線の自動運転については、2025年度に前方障害物検知システムの仮設搭載検証試験を行うとともに、自動運転対応の新造車両および自動運転システムの設計検討業務を実施。自動運転対応車両は2026~2027年度に4編成導入します。
昨年5月に発表された「磁気乗車券からQR乗車券への置き換え」については、2026年度以降となる見込みで、2025年度はシステム構築工事を実施します。