麻生不動院 だるま市に5万人 「よよよい」の声高らかに
麻生不動院(麻生区下麻生)のだるま市が1月28日に行われた。無病息災や家内安全を願い、だるまや穴あき銭、お札を求め、約5万人(主催者発表)が訪れた。
「ふるさとあさお八景」や「川崎市地域文化財」にも選ばれている同院のだるま市。関東で開かれる旧暦の師走最後の開催であることから、「関東納めのだるま市」とも称される。
周辺では交通規制が行われ、同院に続く道には240もの露店が並んだ当日。だるまの購入者には「よよよい、よよよい、よよよいよい」の掛け声と共に火打石が鳴らされた。下麻生に住む69歳の男性は「毎年同じ店で買っている。女房に健康で暮らしてほしい」と照れ笑いを浮かべた。
同実行委員会の森光彦実行委員長は「天気も穏やかで、ゆったりとお参りになる方も多かった。今後も続けられるよう、頑張っていきたい」と話した。