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天上知らずのバドミントン市場 ヨネックスの今期の最終利益は100億円突破が確実

セブツー

「ヨネックス(YONEX)」ブランドを展開するヨネックスは2月7日、2025年3月期の第3四半期決算(累計)を発表した。売上高は1017億5800万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は113億9100万円(同38.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は92億4900円(同47.3%増)と2桁での増収増益で、同期間として過去最高の売上高、営業利益となった。

地域別での売上高は、北米は前年同期から7.5%増の48億4300万円、欧州が同21.6%増の40億9700万円と堅調に伸びているが、日本とアジアでほぼ9割の売上高を計上しており、バドミントンを中心とするスポーツ用品事業が好業績を牽引している。

売上高構成比で41.1%を占めている日本では、売上高は前年同期比で11.4%増の418億1900万円、営業利益は同112.7%増の22億2300万円だった。日本以外のアジアでの売上高は前年同期比で28.5%増の505億200万円、営業利益は同32.4%増の79億5500万円だった。アジアは売上高構成比で49.6%を占めており、特に中国でのバドミントン市場がさらに活性化している。東京・銀座にある「ヨネックス」の旗艦店も連日、訪日中国人で賑わっており、この勢いはまだまだ続きそうだ。

種目別で見てみても、バドミントンが売上高構成比で60.7%を占めており、テニスの4.6倍もの売上高を計上している。ラケットやウェア、シューズなどのバドミントン関連の売上高は617億5800万円(前年同期比18.8%増)だった。テニスの売上高も前年同期から4.5%増となる134億1200万円を計上したが、一方でゴルフは前年同期から8.8%減となる12億8400万円と苦戦した。

ヨネックスの2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は1340億円(前年比15.1%増)、営業利益は131億円(同12.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(同12.9%増)を見込む。最終利益の進捗率は第3四半期で92%を達成しており、100億円突破は確実と見られる。ヨネックスの社長には、2022年4月1日に創業家のアリサ・ヨネヤマ氏が34歳で就任しており、ワンランク上の企業に生まれ変わりつつあるようだ。

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