食べられるお店は全国で30店舗のみ!大井川の伏流水を使った幻のブランドうなぎ【共水うなぎ】/焼津市
約60年前に養殖が始まった世界初のブランドうなぎ「共水うなぎ」
カツオやマグロが全国屈指の水揚げ量を誇る、魚の街・焼津市。今回は、その焼津が誇る幻のブランドうなぎを紹介します。
焼津市にある株式会社 共水。
この会社でおよそ60年前から養殖が始まった「共水うなぎ」は、日本を代表するブランドうなぎとして知られています。
共水では大小合わせて32面の池の中でうなぎを養殖しています。
最大の特徴は、地下125メートルから汲み上げた大井川の伏流水で育てること。
株式会社 共水 永井光彦さん:うなぎの養殖にとって水はすごく大事で、「命」と言っても過言ではありません。きれいな水を使うことでうなぎに臭みがなく、美味しいうなぎに仕上がります。
共水うなぎは通常のうなぎのおよそ2倍の年月をかけて、ゆっくりと養殖されています。そうすることで、うなぎの丈が長く、脂がのった身になるんだそうです。
時間をかけて育てられた共水うなぎは流通量が限られるため、取り扱えるお店は全国で30店舗ほどしかありません。
共水うなぎを使っている浜松市のうなぎ店「うな正」で話をうかがいました。
うな正 伊藤正樹さん:うなぎそのものの力強さ、脂の甘みが特に共水うなぎは強い。そこは天然うなぎに限りなく近いです。
うなぎを食べたお客さんからは、「口当たりもよく、身がやわらかい。美味しいです」「これで夏を乗り切れそう」そんな声が聞かれました。
株式会社 共水 片岡征哉 社長:私の先代が天然うなぎに勝るとも劣らぬような養殖うなぎを育てようということで、この共水うなぎの養殖が始まりました。それを引き継いで、これから長く日本人の食生活に貢献できるよう、食文化に貢献できるように頑張っていきたいです。
愛情たっぷりで育てられた、伝統のうなぎです。
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■共水うなぎ
住所:焼津市藤守2799-1
電話:054-622-0292
(2024年7月27日放送)