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【島田・かんとんや】1本50円の激安おでん!赤ちょうちんが目印の昭和レトロな名店

テレしずWasabee

テレしずWasabee わさびー

静岡・島田市の新金谷駅周辺には昭和の面影を残す隠れた名店がありました。赤いちょうちんが目印の「かんとんや」は、1本50円という驚きの価格のおでん店。昔ながらのレトロな雰囲気の中で、手作りの味を堪能することができます。

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かんとんや(島田市金谷泉町)

いつも通る道でも、一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は大井川の西側、 大井川鉄道が発着する新金谷駅周辺をぶらりお散歩しています。

東海道を歩き“赤ちょうちん”を発見

新金谷駅周辺の散策は、駅まで徒歩5分の大代橋から始まりました。

大代橋から山側に見える茶畑

立派な橋を渡り、遠くに広がる茶畑の景色を楽しみながら進みます。

この道は旧東海道です。一直線に進めば、東京方面にも名古屋方面にも行けるという歴史ある道です。

旧東海道から新金谷駅の方へ曲がると、赤ちょうちんが目に飛び込んできました。

オレンジ色のひさしを持つ店構え、おでんの看板も見えます。

「かんとんや」の名前で親しまれるお店です。

創業60年以上 そろばんで会計する昭和レトロな店

店内に入ると、昔ながらの空気感が漂います。きっと昔から全然変わっていないのでしょう、レトロな雰囲気が魅力です。

かんとんや・藤本直子さん:
昭和38年(1963年)に、おでん店としては創業しました。それ以前にも商売をしていたそうです

おでん店になってからでさえ、実に62年が経過しています。

興味深いのは会計方法。店内にはレジがなく、そろばんを使って計算するという昭和の商売スタイルを今も守り続けています。

電卓も一応ありましたが、モニターの表示が壊れていて、そもそも使えませんでした。

古き良き時代の商いが今も息づいています。

店内には駄菓子なども並び、学校帰りの子供たちも足を運ぶそうです。地域に愛される店であることがうかがえます。

くじ引き感覚でチョイス! 1本50円の激安おでん

いよいよ自慢のおでんをいただきます。真っ黒なだしの中に、さまざまな具材が入っています。

しかし真っ黒すぎて、どこに何が入っているか分からない。これはちょっと「くじ引き」感覚です。もう串を持っちゃったら、それを選ぶしかない!

ジャガイモ、たまご、こんにゃく、昆布、黒はんぺん、とり皮。選ぶのも一苦労です。

驚くべきは価格設定。とり皮だけ100円ですが、それ以外はなんと1本50円という破格の値段です。

おでん6本とラムネ(150円)で合わせて500円という良心的な価格に、目を疑ってしまいます。

おでんのおいしさを引き立てるのは、店のオリジナル、一味唐辛子入りの削り節。かけて食べるとおでんの風味が増して、より一層おいしさが広がります。

おなじみの黒はんぺんは、だしが染みていました。魚をダイレクトに感じられるのが、黒はんぺんのいいところです。

ジャガイモは、北海道産のおいしいジャガイモを使用しているそうです。1本50円なのに1つ1つ素材にもこだわりが感じられます。

だしは鶏ガラで取っていますが、具のとり皮や昆布、練り製品からもいいだしが出ていそうです。

とり皮は特に人気とのこと。柔らかくて、口の中にトロントロンと溶けます。

とり皮(100円)

土肥の天草で作る“手作りところてん”

おでんを堪能した後は、かんとんやの隠れた人気メニュー「ところてん(150円)」の登場です。

伊豆市の土肥から天草を取り寄せ、手作りしているというこだわりよう。

ところてんは棒状のまま店頭に置かれている

棒状のまま、店頭に置かれていたのですが、これをところてん突きに入れて、自分で細長く押し出して食べます。

自分で作れるとあって、子供にも大人気のメニューとなっています。

自分で作るところてん

お好みでしょうゆと酢をかけて食べると、突き立てのところてんの味にびっくり。歯ごたえがあり、食感を堪能できました。

おでんでちょっと熱くなった体を程よい温度に落ち着けてくれます。

ところてん(150円)

かんとんやは、安さ、おいしさはもちろん、店の雰囲気がすてきなお店でした。だから子供たちも集まってくるのでしょう。あなたもふらりと立ち寄って、昭和レトロな時間を過ごしてみませんか?

■店名 かんとんや
■住所 静岡県島田市金谷泉町1122-5
■営業時間 11:00~16:45
■定休 水・第1土

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