住んでいる地域にはじめて「貢茶(ゴンチャ)」ができたので行ってみたのだけど…(困惑)
貢茶(ゴンチャ)の存在については認識していた。台湾茶を専門とするチェーン店……であると思っているのだけど、合っているかしら?
何故こんなにもゴンチャに対するイメージが危ういのかというと、住んでいる地域に店舗がなかったからだ。都会に行ったときに看板を見たことはあるし、なんなら飲んだこともあるかもしれないが、とてもあやふやな存在である。
貢茶(ゴンチャ)と疎遠のまま、一生を終えるのだろうと思っていたのだが、なんと。我が街に貢茶(ゴンチャ)が初出店してきたではないか。これは行くっきゃねぇ……!!
・はじめてのゴンチャ
いつしか、たびたびその名を聞くようになった「貢茶 ゴンチャ」。コンビニでもコラボ商品が出ていたように記憶している。
店舗で提供されている商品を、大阪に出かけた際に飲んだような記憶がほんのりあるが、どういったものであったか覚えていない。人が注文してくれたものを、ただ受け取って飲んだだけであったか。ストレートティーであったような。
とまあ、それくらい「貢茶 ゴンチャ」に対する記者の解像度は低い。台湾茶を取り扱っている店、というくらいのイメージしかないのだ。
しかしながら、あちらのお茶は好きで茶葉を買ったりはするので「貢茶 ゴンチャ」に対する興味はとてもあった。とは言え如何せん、冒頭に書いたように記者が暮らす県に店舗はなし。
ゴンチャとは何たるかを知らないまま、このまま歳を取っていくのだろうと諦めかけていたその時。イオンモールのフードコートに、ゴンチャが入るという。県内初出店である。
・ゴンチャ初心者の戸惑い
まずはじめの驚きは「ゴンチャってフードコートに入るんだな」ということだった。勝手な数少ないイメージで、路面店しかないものと思っていた。
ゴンチャユーザーにしてみれば、何を今さらという話かもしれない。しかし県外のイオンをはじめ、モールにわざわざ行く機会がないため、記者の中にデータがなかったのだ。
ちなみにフードコートの店舗であるからか、ゴンチャ独自の客席はない模様。座って飲みたければ、フードコートの席を利用すればよい。
なんだかよくわからないけれど、にぎわっているし、店員さんたちも笑顔だしで楽しげな雰囲気だ。さっそく注文してみようと店先に掲示してあるメニューを見たところ……。
商品多いな???? なんだこの、素敵な品ぞろえは。バリエーションがあり過ぎて、目移りして仕方がない。
ミルクティー系にフルーツティー系、ジェラッティーはジェラートのようなものか。そしてタロってなんダロ??
どれもこれも美味しそうであることに違いないが、選択肢が多すぎて、まずはじめに何を飲むべきなのか皆目見当がつかず。これは困ったぞ。
このままでは訳が分からなさ過ぎて、当たり障りのないミルクティーなどに走ってしまいそうな気がする。けれどもせっかく来たからには、普段は味わえないものをいただきたい。
これ以上自分ではどうしようもなくなったので、店員さんに聞くことにした。幸い、オープンしたてであるからか、店頭にはスタッフが多数おられた。
おずおずと「あの……オススメありますか?」と尋ねると、とても親切に対応してくださり「私はこれが好きです。もうこればっかり飲んでます」と、とある商品を指さした。
それはゴンチャファイブ(というのがあるらしい)の内のひとつ「パッションフルーツ阿里山 ティーエード」というもの。店員さんは、記者の細かな好みまで気遣ってくれて「甘さを抜きにしたり多めにしたり、氷の量も選べる」ことを教えてくれた。
また「トッピングありもオススメ」とのことで、ナタデココかパールが合うという。耳で聞いただけではパールって何ぞやと疑問だったが、写真を見る限りでは、恐らくタピオカのことだろう。
記者は幾度となく、タピオカブームを肌で感じてきた世代だが、言われてみればまともに飲んだことがない。これまた、試してみる良い機会だろう。
そこでパッションフルーツ阿里山 ティーエード(Lサイズ 税込み620円)のシロップゼロ、氷少な目、パール(+80円)を追加して注文だ。
フードもあるようで、マンゴー&オレンジタルト(290円)を購入できたので、そちらも併せて頼むことにした。
さてしかし。ドリンクはどんな味であるか、いまいち想像ができない。阿里山のお茶に、パッションフルーツを加えているのだろうか。というか、ティーエードってどういう意味?
わからない、あまりにゴンチャ初心者過ぎて、なにもわからない! 戸惑いながら、受取列で待っていると、すぐに商品が出来上がって来た。
・なんとなく雰囲気をつかむ
「パッションフルーツ阿里山 ティーエード」の見た目は、パッションフルーツとパール(タピオカ)効果で、カエルの卵感がすごい……! スリーブと、付箋のようなものもいただいてしまったのだが、これはスタンダードなのだろうか。
繰り返すが訳が分からなさ過ぎて、楽しい。はじめてディズニーランドに行った時のような気持ちだ。アイスのみの限定なのか、それすらもわからないが、ドリンクの蓋がビニールでピチッと閉められているところも新鮮だ。
ストローは恐らくプラで、思い切りビニールの蓋にブスっと刺せて気持ちが良い。ゴンチャ、最高では……?? 飲む前から、困惑と感動が止まらない。
気になる味はというと、トロピカルなフルーティーさが素晴らしい! シロップをゼロにしたこともあってか、酸味も効いていて好みだ。ウーロン茶っぽい味がする気がするが、どうだろうか。
またモチモチのパールが、ものすっごくお腹にたまって飲みごたえがある。なるほど、こういう感じかと、腑に落ちた次第。マンゴー&オレンジタルトもしっとりしていて、美味しかった。
そんなこんな、驚きの連続であっという間に完食だ。ゴンチャ、楽しいなあ~~!!!! 初回にしてなんとなくゴンチャの尻尾をつかめた、くらいの感覚になった。
今回の経験により、確実にゴンチャは記者の好みであることが判明したため、すべからく味を試してみる所存である。取り敢えず、気になって仕方がないタロを、次は試してみるべきダロうな。
我が街にやって来てくれて、ありがとうなゴンチャ。
参考リンク:貢茶 ゴンチャ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.