『わたなれ』キャスト陣が“スパダリ”に七変化! 初代「ムリムリクイーン」の称号は誰の手に!? 中村カンナさん、安齋由香里さん、田中貴子さん登壇「『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』スペシャルトークステージ in マチ★アソビ」レポート
2025年5月10日(土)〜11日(日)の2日間、徳島駅周辺にて開催された「マチ★アソビvol.28」。本イベントにて、「『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』スペシャルトークステージ in マチ★アソビ」が開催されました。
ステージには、甘織れな子役・中村カンナさん、瀬名紫陽花役・安齋由香里さん、小柳香穂役・田中貴子さんが登壇。2025年7月より放送を控える本作の魅力を語りました。
そして、ステージ後半では作品にちなんだ特別企画「ムリムリチャレンジ」も実施。初代「ムリムリクイーン」の称号と徳島土産は誰の手に? 大きな盛り上がりを見せたステージイベントの様子をお届けします!
【写真】中村カンナら登壇『わたなれ』スペシャルトークステージレポート【マチアソビ vol.28】
れな子のセリフ数総計は約2000ワード!?
『わたなれ』初のステージイベントとなるスペシャルトークショー。不安だった空模様も時折晴れ間が見えるなど、澄んだ空気の中ステージが開幕しました。司会の呼び込みで甘織れな子役・中村カンナさん、瀬名紫陽花役・安齋由香里さん、小柳香穂役・田中貴子さんが登場すると、会場からは温かい拍手が送られます。
話題は早速『わたなれ』の魅力へと移ります。まだ作品を詳しく知らない人に向けて、安齋さんが「初めて知った人に『わたなれ』を刻みたい」と語ると、中村さんも「原作小説とコミカライズを、本日中にご購入ください!」と、力強く作品をアピールしました。
本作の主人公・れな子のセリフ量が非常に多く、加えて早口で話すシーンが多いことに触れた中村さん。実際は、毎話100ワード以上収録し、最大250ワードを収録した時もあるとか。累計で2000弱ものセリフを収録していたという驚きのエピソードが明かされました。
安齋さんも他の現場とアフレコやストーリー進行のテンポ感が違うことを感じていたと話し、原作の魅力を余すことなく表現するTVアニメの魅力を客席に訴えかけます。
無茶振りに応えろ!「ムリムリチャレンジ」
トークコーナーに続いて、作品にちなんだ特別企画「ムリムリチャレンジ」が実施されました。
テーマの異なる3つのチャレンジを行い、「誰が一番無茶振りに応えられたか」を競う本企画。すべてのチャレンジ終了後、客席の拍手の大きさで勝敗を決定します。
初代「ムリムリクイーン」の称号と徳島土産をかけた、負けられない戦いが開幕。最初の挑戦は「早口言葉」。「ムリムリ」という作品おなじみの単語がふんだんに盛り込まれた超難度の早口言葉を、より正確に「3回連続」で言い切れるのは一体誰!?
前日の睡眠時間が2時間だったという安齋さんですが、声優の本気を見せつけ、しっかりと可愛らしく言い切ると、会場からは大きな拍手が起こりました。中村さんは「れな子のセリフで鍛えられた」早口スキルを遺憾なく発揮。気合を入れてほぼ一息で言い切り、経験と実力を披露しました。
田中さんも調子よくスタートし、途中でアレンジを加えるという高等技術を見せつけ、最後まで完走。この時点では3人横並びの状況です。
続いての挑戦は「なりきりスパダリチャレンジ」。「スパダリ」とは「スーパーダーリン」の略で、理想の恋人のこと。作中に登場するキャラクター・王塚真唯の異名「スパダリ」にちなんだチャレンジです。異なるシチュエーションに合わせて、即興で理想のスパダリ像を表現します。
お題のシチュエーションは「れな子との休日デート。家にお迎えに来てくれるスパダリ」。ここで急遽、中村さんがれな子風の返しを演じることになり、会場のボルテージが上がります。
一人目の挑戦者である安齋さんは、100本のバラを用意し、某高級車で迎えに来るというゴージャスなスパダリを演じ、「何でも買ってあげる」と口説き落とそうとします。これに対し、中村さんが「新町川(ステージのすぐ後ろの川)のクルーズに乗りたい」と返すと、スパダリ安齋さんは「貸し切ったよ!」と即興で展開。キャスト陣の自然な掛け合いに、会場からは感嘆の声が漏れ、贅沢な時間が繰り広げられました。
次に、安齋さんと田中さんがれな子役となり、中村さんがスパダリを演じる掛け合いへ。二人のれな子にタジタジになる中村さんの姿に、会場からは大きな笑いが巻き起こります。スパダリ中村さんは、秘密の場所でデートをするために「ドレスに着替えさせる」と、まさかの指示。
さらに三つ星レストランと「買い取ったホテル(一棟)」に誘うという規格外のスケールでスパダリぶりを発揮しました。田中さんが「土地はどこ?」と鋭いツッコミを入れると、中村さんは「徳島駅の近くに土地を買って、そこにシェフも呼んだ」と、さらに想像力を掻き立てる返答で会場を沸かせました。
そして、満を持して登場したスパダリ田中さんは、「温めたこの靴を履いて。温めたこのドレスを着て。温めたこのお財布を持って」と、豊臣秀吉風の細やかな気配りを見せ、さらには「財布の中にはたくさんのクレジットカードも」と太っ腹な一面も披露。
そんなスパダリスキルを「スパダリ講習会」で身につけたらしいスパダリ田中さん。どんな料理でも対応可能だと語り、中村さんの「フレンチのコース」というリクエストにも見事に応えるなど、スキルフルな一面を覗かせました。
初代「ムリムリクイーン」の称号は誰の手に?
最後の挑戦は「空気読みチャレンジ」。作中に登場するキャラクター・琴紗月にちなんで行われたこちらの企画は、与えられた質問文の答えを相談することなく、「空気を読んで」合わせるゲームです。
最初の質問は「学級委員長をやってと頼まれたら?」。相談なしで答えを合わせるというルールの中、キャスト陣は「ムリじゃなかった!」とピタリと答えを合わせ、会場からは拍手が。
2問目は「一人で虫(ゴキブリ)退治、できる?」。中村さんが「ムリムリ!」と即答する中、安齋さんと田中さんは「ムリじゃなかった!」と答え、会場の笑いを誘いました。
3問目は「一週間引きこもり、ゲーム三昧生活、できる?」。これには3人全員が「ムリじゃなかった!」と答え、見事ピタリ。「むしろご褒美」だと語るキャスト陣に、客席からは共感の声も。この質問は、れな子のイメージに合うかと思いきや、中村さん自身も当てはまるということで、キャラクターとキャストの親和性が改めて浮き彫りになりました。
白熱の「ムリムリチャレンジ」の結果、初代「ムリムリクイーン」は安齋さんに決定! 見事初代の称号と徳島土産を手に入れた安齋さんは「初代の冠を背負って、2回目以降のチャレンジではMCに回っても……」と、暗に本企画の難しさをアピール。今後のイベント開催への期待も高まりました。
『わたなれ』から目が離せない!
イベントの締めくくりには、キャストから会場へ向けての挨拶が行われました。中村さん、安齋さん、田中さんの順で、会場に集まったファンへの感謝と、『わたなれ』の放送に向けての意気込みが語られました。
初のステージイベントとして大きな盛り上がりを見せた『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』スペシャルトークステージ。キャスト陣の仲の良さと、作品への愛情が存分に伝わるイベントとなりました。いよいよ2025年7月より放送開始となる本作。アニメ『わたなれ』から目が離せません!