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【船橋市】絵本と人形が語るメルヘンの世界「きべ文庫」

チイコミ!

【船橋市】絵本と人形が語るメルヘンの世界「きべ文庫」

自宅を「きべ文庫」としてオープンし25年目を迎えた木部悦子さん。木部さんは小学校の頃から、大好きな絵本と手作りの人形で友達を笑顔にしてきました。その笑顔が今も活動を続ける原動力になっています。

木部さんご夫婦

児童文学の魅力、感動を伝え続ける

木部家の玄関

「きべ文庫」では蔵書の絵本など約3千冊を貸し出しています。

「この本を持っていれば元気になれる、そんな1冊に出合ってほしい」と語る悦子さん。

自宅1階から2階まで絵本と手作りの人形が整然と並び、訪れる人を迎えます。

「(銀座展)民族衣装の人形たち」

4月27日から5月4日までは文庫開設25年を記念し、自宅で「ミニチュアドールハウスの世界」展を開催。ご主人の彰さんと悦子さん夫妻の合作です。

親子連れや友人など、多くの人がミニチュアの世界を楽しみました。

通りがかりで訪れた70代の女性は、「子どものようにわくわくしました。私も人形を作りたい」と、ドールハウスの精巧さと人形のかわいらしさにすっかり魅了されていました。

展示作品の説明をする悦子さん

夫婦で作るミニチュアファミリー

「次は何を作ってほしい?」そんな彰さんの一言から始まるミニチュアの世界。

彰さんがドールハウスを作り出すと、悦子さんは8cmほどの人形たちを作り始めます。

彰さんのドールハウス作りは13年ほど前から。階段下の納戸を悦子さんが木の工房に改造してから、本格的になりました。

彰さんの木の工房

人形が座る椅子や家具など、精巧なミニチュアを手がけています。

材木にこだわり、設計図は使わず写真やインターネットの情報を参考にするとのこと。

「jazzライブハウス」
「絵本の森美術館」

悦子さんからのリクエスト第1号は「昭和の洋食屋さん」でした。

今、その店の中に結婚50周年を祝う木部さんご夫婦と家族9人の人形が正装して勢ぞろいしています。

「ご夫婦の結婚50周年を祝う家族(昭和の洋食屋さん)」
「自宅前で家族集合」

悦子さんは、きべ文庫の形を変えながら次の世代への継承の準備を始めています。(取材・執筆/房)

きべ文庫
文庫公開/毎週土・日曜日 午前9時~午後4時
住所/千葉県船橋市前貝塚町446-5
※要予約(ショートメールにて)
電話番号/070-5596-7066 木部

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