「もう一度すぐに観に行きたい」「ずっと前のめりで観てた」絶賛する声が溢れる『顔を捨てた男』特別映像
製作:A24×主演:セバスチャン・スタン×監督:アーロン・シンバーグの映画『顔を捨てた男』(絶賛公開中)より、セバスチャン・スタン、アダム・ピアソン、アーロン・シンバーグ監督のインタビュー映像が解禁となった。
目の前に現れたのは、“かつての自分”にそっくりな男
顔に極端な変形を持つ、俳優志望のエドワード。自分の気持ちを閉じ込めて生きる彼は、ある日、外見を劇的に変える過激な治療を受け、念願の新しい顔を手に入れる。別人として順風満帆な人生を歩み出した矢先、目の前に現れたのは、かつての自分の「顔」にそっくりな男オズワルドだった。その出会いによって、彼の運命は想像もつかない方向へと逆転していく——。
メガホンをとったのは、本作の脚本も手掛ける気鋭アーロン・シンバーグ。<外見が変われば幸せになれるのか?>という普遍的なテーマを、「他者からの見られ方」や「自分の見せ方」を過剰に追い求める現代に問う、異色の不条理スリラーとして誕生させた。
先週から公開されるや、SNS上では「今年イチの映画」「もう一度すぐに観に行きたい傑作」「ずっと前のめりで観てた」など予測不能な展開とキャストの演技、唯一無二の世界観を絶賛する声が溢れ、平日にも満席回がでる盛況ぶりとなっている。
公開を記念し、主人公エドワードを演じるセバスチャン・スタン、エドワードの人生を狂わせるキーパーソンであるオズワルドを演じるアダム・ピアソン、本作で監督・脚本を務めているアーロン・シンバーグの3人がインタビューに答える映像をお届け。シンバーグ監督が「アダムに備わるカリスマ性を表現したかった」と本作誕生のきっかけを明かしたり、また、最初に脚本を読んだときの印象として、ピアソンは「最高だった。カウフマン的な映画になると思った」、スタンは「まず、物語の展開に驚愕した。どのようにストーリーが進むか予測できなかったね。脚本の中に引きずり込まれる感覚だった」と当時を振り返る様子などが収められている貴重な映像だ。
中でも、主演のほかエグゼクティブ・プロデューサーも務めたスタンは、『パスト ライブス/再会』(23/セリーヌ・ソン監督)のプロデューサーとして知られるクリスティーン・ヴェーコンと仕事ができたことを「彼女と仕事をするのが夢だった」「大きな好機だった」と述べた後、「映画の撮影が決まり、配給会社に売り込みに行ったよ。A24が引き受けてくれた」と明かす。
また、自身でオファーし、引き受けてくれることになったハリウッドを代表するメイクアップ・アーティストのマイク・マリノとの舞台裏エピソードも公開。これまで、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(22)、『星の王子 ニューヨークへ行く 2』(21)でアカデミー賞にノミネートされ、引っ張りだこのマリノは、別作品の現場との兼ね合いで朝5時「エドワード」の特殊メイクをせねばならず、スタンはその後撮影が始まる11時まで、特殊メイクをした状態で街に繰り出し、役作りに励んでいたことを明かした。
『顔を捨てた男』で、マリク・マリノは、3度目となる「第97回アカデミー賞」メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。スタッフ、キャスト一丸となって製作した本作は、全米で4館からスタートすると上映が265館まで拡大するほどの話題に。「第74回ベルリン国際映画祭」主演俳優賞受賞、「第82回ゴールデングローブ賞」最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)ほか、国内外で数多くの賞を受賞し、高い評価を受けている。
『顔を捨てた男』はヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開中