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【インタビュー】SNSでバズり中!日韓で話題のシンガーソングライター冨岡 愛さんが最新曲「New Style」をリリース!

日刊KELLY

2025年4月23日(水)に、シンガーソングライターの冨岡 愛さんが「New Style」を配信リリース。この楽曲は、初の東名阪ツアーでも披露した最新曲です!

冨岡さんは2023年9月にリリースした「グッバイバイ」が、Spotifyでアジア6カ国のバイラルチャートイン。同年4月には、韓国・弘大で路上ライブを行い、6月に韓国で開催された『Tone and Music Festival 2024』で日本人で初出演を果たしました。国内の活動では、2025年2月から放映されている<GLOBAL WORK>のTVCMタイアップソングに、書き下ろし楽曲「かろやかに」が起用されるなど、国内外で注目を集めているアーティストです。

2025年1月から4カ月連続でオリジナル楽曲を配信リリース、4月23日(水)に東名阪ツアーを完走された冨岡さん。これまでの活動の振り返りや最新曲について、たっぷりインタビューしてきました!

学園祭が人生の転機に。冨岡さんが歩んだ“夢への道のり”をたどる

ーー冨岡さんが音楽制作を始めたきっかけは?

15歳の時に、テイラー・スウィフトに憧れてギターを始めました。その頃は、自分が書いた曲を演奏できたら素敵だなと思っていましたが、書き方がわからなくて。

高校2年生の時に、学校で“プロム”という、男の子が女の子をダンスパーティーに誘う、ちょっと告白みたいなイベントがあって。そこで友達の男の子が、片思いしていた女の子をパーティーに誘うことになり、確信もあって私は背中を押しました。だけど、彼は振られてしまって…。なんて声をかければいいのかわからず、気まずくて、その中で書いたのが初めてのオリジナル曲でした。

この曲を学園祭で歌ってみたら、同級生からの評判が良くて!それをきっかけに「シンガーソングライターになりたい」と思うようになりました。

ーーその後、友達とはどうなったんですか。

彼もすごくいいって言ってくれたんですけど、その時は恥ずかしくて、曲のモデルにしたことは言いませんでした(笑)。だけど、先日4年ぶりに同窓会で彼と再会して、「実はあなたに向けて書いた曲なんだよ」と伝えたらびっくりしていました!

ーー韓国でのライブの思い出や強く印象に残ってることはありますか。

路上ライブを2回行いましたが、日本以外での開催は初めてで。告知の時に人が集まるか不安で、SNSで応援してくれている人たちが、当日会いに来てくれる保証なんてないし、大丈夫かなと。不安な気持ちのまま会場に行ったら、想像以上にお客さんたちが出迎えてくれて、その時に「国境を超えて、人の心を繋いでくれる音楽はすごい」と実感できたというか。”路上”という場所でこれだけ多くの人に、私のギターと声しかない演奏を聴いてもらえたことが、すごく嬉しかったです。

ーーその後に韓国の方から反応はありましたか?

私が路上で青いタンクトップを着て歌っている映像がSNSでアップされて、そこから「青いタンクトップの女性」という、あだ名をつけていただいたんです。それがなんかちょっと、面白くて(笑)。そういう愛称をつけてもらえたことも心に残っています。

ーーご自身の楽曲を多言語で歌う姿も印象的でした!もともと韓国語は話せたのですか?

喋れないです!2回目の路上ライブで、お客さんが日本語で一緒に歌ってくれたことが嬉しくて。私も寄り添いたくて、「グッバイバイ」は韓国語バージョンを練習して、昨年リリースしました。

ーー活躍の場を広げていますが、今後も海外に向けて活動をしていきますか?

国内外どちらでも活動できたらいいなと思っています。初の東名阪ライブ以外にも、日本のまだ行ったことがない地域に行ってみたいです。ライブが好きなので、国内外でツアーの場所が増えれば増えるほどうれしいですね。

洋楽に寄せたニューシングル「New Style」、ポイントは英語の言葉遊び

ーー 配信シングル「New Style」は、どんな曲になりましたか。制作のテーマや込めた想いを教えてください。

「New Style」はタイトル通り、新しいスタイルを見せていけたらなという思いで書きました。この楽曲は、プロデューサーのTaka Perryさんとの共作です。彼はオーストラリア出身で、私も子どもの頃にオーストラリアに住んでいた共通点をきっかけに、セッションで1曲作ることになりました。

今まで自分のルーツでもありながら、全部英語で歌う曲をリリースしたことがなかったので、洋楽に寄せた1曲にしています。英語の歌詞でも、私の楽曲の特徴である言葉遊びを入れているところがポイントです。「クラッシュ」って単語が出てくるんですけど、衝突の”Crash”と恋に落ちる時の”Crush”をかけています。

ーー言葉遊びのインスピレーションはどこから受けていますか?

雑誌の広告や映画のセリフを見て、自分の中で引っかかる単語を見つけると、忘れないうちにノートに書き留めます。そのノートから引用して考えることもありますし、お気に入りの単語から広げることもありますね。「New Style」は、「クラッシュ」という言葉がかわいくて、ワードプレイができないかなと考えて書きました。

ーー楽曲制作で最も大切にしていることは何ですか?

メロディーはもちろんですが、歌詞もすごく大切にしています。言葉はひとつ間違えるだけで意味合いが変わってしまうものなので、音楽に乗せるなら、できる限り自分の思いを的確に伝えたい。だけど、言葉だけじゃどうしても足りない瞬間もあって。だからこそ、なるべく自分の気持ちをストレートに伝えられるように意識しています。

ーー気持ちをストレートに伝えることと、楽曲で表現することを両立させるのは難しそうですね。

「好き」って一言で伝えられることを、3〜4分間かけて伝えるのが音楽の面白さだと思っていて。あえて遠回しな表現を入れることで、ちょっとおしゃれに聴こえたりもするじゃないですか。でも、比喩表現に寄りすぎないように、バランスにはすごく気をつけています。たとえば、1行目に韻を踏んだら、2行目ではあえてストレートな言葉を入れるなど、聴く人の心に届くように意識しています。

ーー楽曲制作の際に、影響を受けるものやインスピレーション源になっているものはありますか?

楽曲『恋する惑星「アナタ」』は、ウォン・カーウァイ監督の映画『恋する惑星』のポスターを見たことがきっかけで生まれました。“恋する惑星”という言葉がすごくかわいいなと思って、そこから曲の世界をふくらませていったんです。この映画に出会えていなかったら、この映画と出会っていなかったら、この曲はきっと生まれていなかったと思います。何気ない言葉の出会いからアイデアが広がっていくことが多いのですが、そういう“ピンとくる言葉”にはなかなか出会えないからこそ、常にアンテナを張っておくようにしています。

ーー楽曲制作の途中に息抜きはする方ですか?

あまり息抜きはしないですね。たまにギターから離れることはありますが、音楽が好きで、曲を考えることが本当に楽しいんです。私は海外アーティストのオリヴィア・ロドリゴが大好きなんですけど、彼女がYouTubeのインタビューで「楽曲のことは毎日考えている」と話していて。大スターの彼女が毎日考えているなら、私はもっと考えないといけないじゃないですか(笑)。それ以来、なるべく毎日、曲のことを考えるようにしています。

ーーモチベーションを保つことは難しいと思いますが、それも好きだから続けられるんですね。

でも一時期、本当にダメかもって思ったこともあって…。「グッバイバイ」を作る前の19歳くらいの時に曲が1年間書けなくて、初めて「無理かもしれない」と思いました。10代は一番曲が書ける時期だと聞いていたので、キャリアもないまま曲が書けないことに追い込まれていて。だけど、その時期を乗り越えたから、今は大丈夫だと思える。それがモチベーションかもしれないです。

「“自分らしさ”を見つめるのが楽しい」

ーー冨岡さんは作詞作曲だけでなく、アートワークや映像制作までセルフプロデュースされていますが、こだわりやコンセプトはどのように考えていますか?

やりたいことが本当にたくさんあって、MVも「こんなのを撮ってみたいな」と思ったり、他のアーティストの作品を見て「これ、いいなあ」と羨ましく感じることもあります。そうやって“他の人”を見ながら、“自分らしさ”を見つめていくのが、すごく楽しいんです。

アーティスト写真を決めるときも、まずはスタッフさんたちの意見をしっかり聞くようにしています。その中で、「ここは譲れないな」って思う部分が見えてきて、改めて“自分の軸”に気づけるんです。それが自分のポテンシャルにもつながっている気がします。

ーー周りの方の意見も柔軟に取り入れているんですね。

自分では、結構柔軟な方だと思います(笑)。なるべく周りの声に耳を傾けるにして、譲れない部分をはっきりさせることが、一番大事だと思っていて。「ここだけは誰にも揺るがされたくない」というところが、この1年でだんだん見えてきた気がします。自分のこだわりが見えてきたのが面白いです。何を学べたかって聞かれたら、きっとそこが大きいかもしれません。自分の“こだわり”が見えてきたことが、今はすごくおもしろいです。

ーーMVも独自の世界観が感じられます。どのように制作しているのでしょうか?

楽曲のテーマに合わせて、MVの構成も考えています。1月にリリースした「劣り」では、踊りの「踊る」と「劣る」という言葉をかけて歌詞を書いたんですが、MVでもそのイメージを重ねて、ダンスパーティーのホールで踊る姿を通して表現しました。

曲を作る段階から、MVのイメージが浮かんでいることもあって。「ジェラシー」を制作する前に、テイラー・スウィフトの「You Belong With Me」のMVを観て、1人2役をやってみたいという想いがずっとあったんです。「ジェラシー」は、自信がない部分もまるごと肯定してくれるようなメッセージを込めた曲なので、MVでは1人2役でテーマを表現しました。曲のメッセージからMVで届けたいことまで、一つひとつ丁寧にすり合わせるようにしています。

ーー冨岡さんの表現や見せ方がかっこいいと思いました!路上ライブもSNSのみの告知で800人を集めたり、SNSでもマイク一本で歌う姿が素敵です。ご自身ではどこまで計画されているのでしょうか?

あのマイク1本の動画は、路上ライブの撮影に来てくれていた方がYouTube活動をしていて、そのご縁でスタジオをお借りして撮影したものなんです。ちょうど「グッバイバイ」をリリースするタイミングで、フォロワーの方にサビだけでも聴いてもらえたらいいなと思って。

映像では、それぞれライティングやカメラのアングルにもこだわりました。背景のグレーは片思いの曲だったので、“曖昧な気持ち”を表す色として選びました。私が着ていたブルーの服も、見る人によって“悲しい色”と捉える人もいれば、“綺麗な色”だと思う人もいて、感情を乗せやすい色が青だなと思って選んでいます。

ーー撮影で着る衣装もご自身で考えているんですか?

はい!全部、私服なんです。今日の衣装も私服で、これもMVで着てました。

ーー映像を観ていても、冨岡さんはおしゃれなイメージがあります!

結構、同じ服ばかり着てますよ! 今日の服も、インスタのリール動画で何回見たかっていうくらい、何度も登場していると思います(笑)。

ーーファッションも注目されていますよね。

それこそ、「グッバイバイ」のMVで青いタンクトップ姿で歌ったことをきっかけに、「NYLON’S NEXT 2024 Artist部門」に選んでいただきました。自分の“好き”をそのまま着ているだけなんですけど、それを「いいね」って言ってもらえたのが、すごくうれしかったです。

新曲を初披露!名古屋初ワンマンライブの思い出

ーー名古屋でのライブはどうでしたか?

路上ライブやイベントで歌わせていただいた時も、すごく楽しかったので、自分だけのワンマンライブが叶って嬉しかったです!

ーーニューシングルを名古屋ライブで初披露されましたが、やはり初めての曲は緊張しますか。

やっぱり緊張しました。よく「歌詞を一番大事にしてます」と言ってるので、間違えにくいじゃないですか!「あんなに“歌詞大事”って言ってたのに間違えてる!」って思われたくなくて。歌詞が飛ばないように、初披露の曲は特に意識して、セトリの中でも気を抜かないようにしています。名古屋でのライブはそんな緊張感もあって、特別なステージになりました。

ーー最後に『日刊KELLY』の読者の皆さんにメッセージをお願いします。

ライブ会場で皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

ーーありがとうございました!

▼最新曲はこちら!


・『New Style』2025年4月23日(水)リリース
https://tomiokaai.lnk.to/newstyle

・『強く儚い者たち』2025年3月19日(水)リリース
https://tomiokaai.lnk.to/tsuyokuhakanaimonotachi

LIVE
2025年4月27日(日)ファンクラブ限定ライブ@韓国・KT&G Sangsangmadang
2025年5月3日(土) JAPAN JAM 2025@千葉市蘇我スポーツ公園
2025年5月25日(日) GREENROOM FESTIVAL@横浜赤レンガ倉庫
2025年7月19日(土)JOIN ALIVE 2025@いわみざわ公園
2025年8月10日(日)Lucky Fes’25@国営ひたち海浜公園

公式サイト
https://lit.link/aitomioka

※掲載内容は2025年4月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記

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