初心者にも育てやすいアメリカアジサイ「アナベル」
日本のアジサイの仲間アナベル
原種は北アメリカの東部に自生し、和名はアメリカノリノキ。
日本のアジサイは旧枝(きゅうし)咲き(※)ですが、アナベルは春に出た新枝の先端に、バレーボール大の優しい純白の大輪花を咲かせます。
年々花数が増え、地下茎で株が増殖していくのが特徴。
アジサイより樹高が低く、6月から7月にかけて長く咲くため、家庭園芸として花壇などに最適です。
※前年に伸びた枝に花芽をつけ、翌年その枝に花を咲かせる咲き方
剪定方法により花の大きさが変わる
新枝の先端に花芽がつくため、葉が落ちた後に株の根際から枝を全て切ると大輪の花となり、枝を残して剪定(せんてい)すると中輪の花がたくさん咲きます。
アジサイよりも日当たりを好むので真夏でもしおれず、株分けや挿し木でも繁殖可能。
園芸種にはピンクアナベルや矮性(わいせい)種、巨大輪種があります。
(樹木医Y・K)