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コーヒータウン・清澄白河のおすすめカフェ5店。コーヒーはもちろん、過ごしやすさも一流のわざわざ行きたい名店たち

さんたつ

ARiSE COFFEE ROASTERS1

ざっくり言うと、産出国や地域、農園名などに至るまでの出自や精選方法が明らかな高品質なコーヒーを、豆本来の個性を引き出すべく、割と浅煎りで、主にハンドドリップで味わうのがサードウェーブ。このサードウェーブで脚光浴びた清澄白河は、わざわざ目指して行きたいコーヒーの街だ。

FIRST CROP COFFEE JAPAN(ファースト クロップ コーヒー ジャパン)

オセアニア系カフェの代表格『Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe(オールプレス エスプレッソ トウキョウロースタリー&カフェ)』

きめ細やかなスチームミルクを注いだフラットホワイト540円と、バナナケーキ600円。

ニュージーランド発のオセアニア系人気店で、店名は創業者のマイケル・オールプレスさんの名字から。日本上陸は2014年で、マイケルさん自ら自転車で清澄白河の街を巡り、元材木置き場だったこの建物を見つけたという。

扱うブレンド豆はすべてシングルオリジンでも通用する良質なもの。平日は毎日焙煎している。

店内は広く、手前のカウンターにはラ・マルゾッコのエスプレッソマシン、大きなガラス窓の向こうには焙煎スペースがある。その開放的な造りは「工程のすべてが見え、隠すことがない」を体現した店舗設計で、店はいつも多くのお客さんでにぎわっている。

季節のクランブルケーキ600円。

同店の焙煎豆はブレンドをメインにしているのが特徴で、「それぞれシングルオリジンとしても出せるような高品質の豆を使います」と広報の平良円乃(たいらかずの)さん。シングルオリジン全盛の昨今、あえて良質なブレンドで積極的においしさを求めているのが面白い。本国ニュージーランドのカフェと変わらないシグニチャーブレンドの味わいを、いつでも日本で体験できるのもポイントだ。店頭では、南半球ならではのエスプレッソ系のコーヒー各種をぜひ。

店内奥は広い焙煎スペース。ローリングの15kg釜が中央に鎮座。
渋い板張りの外観が目印。
明るい店内とバリスタの笑顔がうれしい。キャニスターなどのおしゃれなオリジナルアイテムも好評。

『Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe』店舗詳細

Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe(オールプレス エスプレッソ トウキョウロースタリー&カフェ)
住所:東京都江東区平野3-7-2/営業時間:9:00~17:00(土・日・祝は10:00~18:00)/定休日:無/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩11分

個性全開の焙煎士が営む店で希少なコーヒーを『ARiSE COFFEE ROASTERS(アライズ コーヒー ロースターズ)』

珍しいドーナツドリッパーでの抽出もこの店の特徴。

清澄白河の中心地、平野交差点に面した一軒家の1階にある小さなコーヒーショップ。店主で焙煎士の林大樹さんは清澄白河を話題のコーヒータウンにした立役者でもあり、その個性的な風貌と店がかつて地下鉄のポスターになったことで覚えている人もいるだろう。

狭い店内には席がいくつか。世代や国籍を問わず多くの客が訪れる。

趣味のスケートボードやアジア雑貨などが壁一面に飾られた空間に焙煎機が置かれ、近所のなじみ客から外国人旅行者までがひっきりなしに訪れる。散歩ついでの高齢男性にもコーヒー好きの若者にも、つたない英語のアジア系観光客にも分け隔てなく接することができるのは、林さんの人柄ゆえ。

趣味のスケボーやアジア雑貨に囲まれた中での焙煎。

豆は独自に入手するアジア産を中心に常時17〜18種類。「スペシャルティが流行る以前の炭火焙煎が自身のベース」という林さんだけに、奇をてらわずに豆の個性を引き出す焙煎もうれしい。豊富な経験と幅広い話題。来店客と話しながらも手は止めず、ドーナツドリッパーでペースよく淹れてゆく。行きつけになること自体がうれしいと思える一軒だ。

店は交差点に面した一軒家。遠目には普通の家だが、知る人ぞ知るコーヒー好きの聖地だ。
アジアの豆が中心で、各種1杯500円。
焙煎は店内にあるフジローヤル10kg釜で。
写真のコーヒーはチェンマイのナチュラル。

『ARiSE COFFEE ROASTERS』店舗詳細

ARiSE COFFEE ROASTERS(アライズ コーヒー ロースターズ)
住所:東京都江東区平野1-13-8/営業時間:10:00~17:00/定休日:月/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩7分

青いロゴで、もはやおなじみ。サードウェーブの雄の本拠地『ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ』

グリルドチーズサンドウイッチはトマトスープ付き。写真はレタス&チキン1058円。手前はミャンマー・シャン ステート ミャ ゼ ディヴィレッジ・ナチュラル712円。

サードウェーブ・ブームの火付け役、アメリカ西海岸発の『ブルーボトルコーヒー』の日本1号店として、2015年2月にオープン。19年には大幅に改装して焙煎工場を近所へ移し、より使い勝手のいい広々としたカフェになった。

白壁とおなじみの青いロゴが目印。日本のサードウェーブを牽引する一軒だ。

創業者のジェームス・フリーマンさん曰く、当地を選んだのは「創業地のオークランドのように建物が低くて空が広く、暮らしの近くでおいしいコーヒーを提供できるから」だそう。今や日本全国に27店舗を持つまでに成長したが、どの地域でも、地元の古い建物を店舗として生かしたり、近隣の老舗とコラボをしたり、地域の人とともに歩む姿勢は変わらない。

広く明るい空間が好評。

また、スペシャルティコーヒー店のトップランナーとしての挑戦も魅力。取材時には珍しいミャンマー産の豆や、初期のエスプレッソバーを思わせるブレンド「ファーストエスプレッソ」もあった。季節のブレンドやシングルオリジン、さらにはサンドウイッチやデザートなども用意され、時間帯を問わず活用できるのもうれしい。

折々におすすめの焙煎豆が登場する。写真はミャンマーのナチュラル。
丁寧なハンドドリップも魅力だ。
ホットのカフェラテ659円。シーズナルタルトのストロベリー1056円。

『ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ』店舗詳細

ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ
住所:東京都江東区平野1-4-8/営業時間:8:00~19:00/定休日:無/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩7分

元ラグビー選手が本場を再現。NZスタイルの人気カフェ『iki Espresso(イキ エスプレッソ)』

雑居ビルを改装した店内。複数の部屋があり、1階だけでも十分に広いが、一面に写真が飾られた2階も素敵な雰囲気。

ラグビー選手としてニュージーランドで活躍した後に現地で独立してカフェを営んでいた原瀬輝久さんが、2016年にオープンさせた店。清澄白河駅の北西側、小名木川を越えた静かな一角に、控えめな外観ながらもビル1棟をまるごとカフェにした店がある。

オーナーでバリスタの原瀬さん自らフラットホワイト660円を淹れてくれた。

「カフェは皆で集ってコミュニティを作る場所」というのが現地の文化だと原瀬さん。その言葉通りに店内には多くの人が集い、いつの時間帯もにぎわっている。部屋数が多く、テーブル席やソファ席、マシンが目の前のカウンター席など、座る席によって雰囲気が変わるのも面白い。

清澄白河の北、静かな街の一角にある路面店。ここを目指してくる客が多いのも納得。

また、この本店から徒歩5分とかからない隅田川の河畔には、焙煎所を兼ねた大きな白い倉庫建築の『iki Roastery & Eatery』もある。大きな吹き抜けの空間は本店とは違った趣で、コーヒーと一緒にプレートフードを味わいながら談笑するグループも多くいる。ラグビーのオールブラックスや日本代表メンバーも来たというカフェで、オセアニアの本場の味と世界観を堪能したい。

インテリアは細部までおしゃれ。
ショーケースにはスイーツのほか、パニーニなどのフードも並ぶ。
徒歩5分の隅田川沿いには支店の『iki Roastery & Eatery』もある。こちらは大きな空間と充実のフードが魅力。

『iki Espresso』店舗詳細

iki Espresso(イキ エスプレッソ)
住所:東京都江東区常盤2-2-12/営業時間:8:00~17:00(フード16:00LO)、土・日は8:00~18:00(フード17:00LO)/定休日:年末年始不定/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩5分

南半球発の焙煎卸の日本支社『FIRST CROP COFFEE JAPAN(ファースト クロップ コーヒー ジャパン)』

フラットホワイト650円(テイクアウト550円)も心和む味。

オーストラリアの美食の都・メルボルンで焙煎士をしていた山崎恵美(さとみ)さん。「現地で経験を積み、焙煎もするしバリスタのトレーニングもするという立場になって、『この先どうしようかな』と思った時に出合った」のが、生産農家との誠実な関係性を大切にする『ファーストクロップコーヒー』だったそう。その日本支社として山崎さんが立ち上げたのがこの一軒だ。

2024年3月末に始動した密かな本格派。倉庫然とした外観もマニア心に響く。

業務卸の焙煎拠点でありながら、ふらっと立ち寄る一般客もウェルカムな雰囲気が何よりうれしく、マニア心をくすぐってくれる。同社の「おいしいコーヒーを出す=生産者の収入につながる」という理念が、山崎さんには自身の性に合ったそう。農家との契約は継続的で、生豆のポテンシャルや産地の特徴を出す焙煎をいつも心がけているという。

ハンドドリップはカリタのウェーブドリッパーで。

店舗1階は一見すると工場か倉庫のようだが、螺旋(らせん)階段を上った2階にカフェスペースがある。豆は浅煎りから深煎りまで常時15種類ほど揃っていて、笑顔の山崎さんがしてくれる懇切丁寧な解説もまたうれしい。

丁寧にパッキングされた焙煎豆。店はカフェを営む人のためのショールームの役割も持つ。
山崎さんとの会話も楽しい。
カフェスペースは螺旋階段を上った2階。
ケニア キリニャガ カウンティ ウォッシュトの深煎り。「深く煎ると烏龍茶のような味わいが出ます」。

『FIRST CROP COFFEE JAPAN』店舗詳細

FIRST CROP COFFEE JAPAN(ファースト クロップ コーヒー ジャパン)
住所:東京都江東区白河2-20-10/営業時間:10:00~17:30(金は15:00~19:00、土は10:00~19:00)/定休日:月・火・木/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩3分

写真・文=高橋敦史

MOOK『散歩の達人 東京スペシャルティ珈琲時間』より

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