妻田薬師 2匹の蛇が境内彩る 睦合東中美術部が絵奉納
睦合東中学校の美術部が制作した干支の絵が地元の妻田薬師に奉納され、1月15日に生徒らが記念撮影に訪れた。
美術部による絵の奉納は薬師を管理する保存会の呼びかけで始まったもので、10年前から続く地域の恒例行事。生徒は年末に翌年の干支絵を制作して奉納しており、今年は巳年と正月のお祝いをテーマに、緑と白の2匹の蛇を描いた。
1、2年生が中心となって原画のアイデアや色合いなどを話し合い、1カ月ほどかけて2枚の絵を完成させた。縁起物とされる蛇にちなんで絵には小判を散りばめ、鮮やかなピンク色の牡丹の花も描いた。
訪問した生徒らは、薬師堂に飾られた自分たちの絵を鑑賞したほか、普段は入ることのできないお堂の中を見学。保存会の会員から妻田薬師の歴史や由緒について説明を受けた。
参加した生徒のひとりは「人数が少ない中でもみんなで協力して作った。毎年のものなので、今年ならではの特色が表現できるように意識した」と話した。