ういろう本店（小田原市本町１の13の17）の敷地内にある「外郎博物館」で、２０１３年に死去した12代目市川團十郎さん（享年66）が実際に着用していた『外郎売（ういろううり）』の舞台衣装を展示している。展示は命日の２月３日に合わせ毎年行っており、今年の展示は２月11日（火）まで。
市川家の歌舞伎十八番『外郎売』は、２代目團十郎が喉を痛めた際に薬のういろうを服用し回復したことから「妙薬を世に知らしめたい」と、演目に取り入れたとされる。以来、市川家が『外郎売』を上演する際、小田原の外郎家を訪問してあいさつする習わしが続いている。
見学希望者は店員に声を掛けると案内してもらえる。午前10時〜午後５時、入館無料（水・第３木休み）。（問）【電話】０４６５・２４・０５６０
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