【激渋】神田駅から歩いてスグの純喫茶「コーヒーハウスLOFT」が昭和レトロを超越していた
つい先日、JR神田駅の西口から大手町方面に向かって歩いていると、とんでもない老舗オーラを放つ喫茶店を見つけた。店名は「Coffee House LOFT(コーヒーハウス ロフト)」。昭和レトロを軽々と超越して文化財のような佇まいである。
看板が出ているから一応 営業中っぽい。もしかしてモーニングとかやっていたりするのだろうか。朝食を食べたばかりだけど気になる……ってことで、とにかく入店してみることにした。
・コーヒーハウスロフト
神田駅南口から徒歩約3分の場所にあるコーヒーハウスロフト。目印になるのは日に焼けた黄色いテント。大都会・東京のオフィス街で目立たないわけがない。
黄色で「LOFT」といえばあのLOFTが思い浮かぶが、おそらく先に誕生したのはこちらのLOFTだろう。看板が斜めに迫り出していて近づいてみるとなかなかの迫力。ってか、近づいてみても営業しているか分からないので初見では入りづらいかもしれない。
入口ドアの前に立つとぼんやり店内の様子が見える……営業しているようだ。ちなみに営業時間は平日7時〜16時で、土日祝は休業日とのこと。うむ、間違いなく営業時間内である。
・気になる店内へ
そんなわけで、いざ入店してみると……ドアを開けて目の前のテーブルに若者が1人、すぐ左のテーブルには2人のサラリーマンの姿、そして奥のテーブルでは中国人2人が何やら盛り上がっていた。どうやらかなり人気らしい。
喫煙可能らしく薄暗い店内は少し煙っている。店内BGMがJ-WAVEというのも渋い。さっそくメニューを確認すると……10時を過ぎていたのでモーニングは終了。ブレンドコーヒー(480円)と特製トースト(380円)を注文することにした。
棚にスポーツ新聞や週刊誌が並んでいてゆっくりくつろげる。DeNAにバウアーが帰ってきたのはかなり熱い。ローテを守ればバウアー1人で貯金10は確実。これは今年も優勝を狙えるのでは……
と思っていたら、コーヒーとトーストがやってきた。
特製トーストはバターがたっぷり染み込んでいてふわふわした食感も楽しめる。マーマレードを塗ったらまたウマい。頼んで正解だった。
ブレンドコーヒーも美味しい。ブラックが苦手な方でも飲みやすいと思う。酸味はほとんどなく苦味も控えめで絶妙にバランスの良い味わいを感じることができる。長い歴史で培われた老舗喫茶店ならではのコク深いコーヒーだ。これは贅沢。
一見、頑固そうなマスターも話しかけてみると穏やかで親しみやすく、なんだか全体的に絵本の中にいるような時間を楽しめた。
店主曰く40年くらい続いているそうなので、やはりこっちのLOFTの方が生活雑貨のロフトよりも歴史が長いみたいです。いいお店でした。それではまた!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 Coffee House LOFT
住所 東京都千代田区内神田3-2-10
時間 7:00〜16:00
休日 土曜日・日曜日・祝日
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.