「テナガエビ釣りシーズン開幕!」木曽川河口域で8cm級頭に複数匹キャッチ成功
初夏の風に吹かれ心弾む5月5日。三重県の木曽川河口域にテナガエビを求めて釣行した。
テナガエビ釣りシーズン到来
木曽川の河口域は巨大な堤防が設置されており、岸壁にはテトラが並ぶ。この周辺はテナガエビにとって最高の隠れ家となるので数が多い。4月下旬から接岸が始まっており、6月にピークを迎える予定だ。
当日の潮汐は小潮。周囲が暗くなり始める午後5時30分に釣りを始めた。まずは足場の良い階段に釣り座を構える。レンジはボトムが基本で、ウキ下は50cm。満ち潮で下流から上流に向かって流れるが、仕掛けの位置が移動するとアタリが取りにくい。
シーズン初物をキャッチ
潮の流れが穏やかなテトラの隙間を狙って投入すると、ゆっくりウキが流れに逆らって移動する。テナガエビのアタリだ。エサを持って巣穴に移動している様子。ハリは掛かりにくいのでカウント30秒のタイミングでフッキング。一定のリズムでウキが上下に揺れるエビ特有の引きを楽しみながら釣り上げた。
釣れたのは6cmのテナガエビ。半透明でライトに照らされると内臓まで浮かび上がる鮮度抜群の個体だ。エビ釣りの場合、アタリがあってからエサを捕食するまでの時間が長い。しっかり食わせの時間を取ってアワせるとフッキング確率が上がる。シーズン初物をキャッチできてほっとした。
これからの本格化が楽しみ
周囲にテナガエビが増え始め、肉眼でも姿を捉えることができる。そこで5cm程度のテトラの隙間に潜む大物目がけて仕掛けを落とすと、細長い手が伸びてエサを口元に運ぶ。チャンスだとアワセを入れて釣り上げた。
釣れたのは8cmのテナガエビ。まだまだ成長途中だが、他の個体と比較すると貫禄がある。その後も活性は高く連続でキャッチに成功。ただ、小型も多くエサが取られてしまうので、ハリサイズはもう少し小さい方が扱いやすいと感じた。
今回はテナガエビを求めて木曽川河口域に釣行した。結果、8cm筆頭に5匹キャッチできた。まだまだサイズが小さくフッキングが難しいので、ハリは小さい方が釣果は伸びやすいだろう。これから本格化テナガエビ釣り、楽しんでみては。
<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>