渓流ルアー釣りでアマゴ&イワナ31匹をキャッチ【長良川水系】新ロッドのウロコ付けも完了
先日、雨の降った休日に釣具店巡りをしていると、青い渓流用のベイトロッドに目が留まった。少し迷ったが、価格が手頃だったこともあり即購入。早速そのロッドを持って、ベストシーズンを迎えているであろう長良川水系の渓流へと向かった。
長良川水系で渓流ルアー釣り
朝、現地に着くと、まずは釣り上がる予定のコースに先行者がいないかを確認。入渓予定地点から上流には車が停まっていない。ラッキー!いい釣りができそうだ。
今回私が購入したロッドは、ジャクソンのトラウトシグナルTRSC-48ULのインディゴブルー。釣行前に家の中で少しキャストしてみた感じは良好で、活躍してくれそうな予感は十分。リールはダイワのアルファスエアTW、ラインはPEライン0.5号にリーダーはフロロの1.5号を使用した。
18cmアマゴを手中
川に下りて最初のポイントは、ほどほどに水深があってやや流れの緩い瀬だ。先発ルアーはもののふ45S。軽く対岸付近までキャストして、トゥイッチングしながら引いてくるとチェイスあり!
アマゴ狙いの場合は1投目でヒットさせられなければそれでおしまいということがよくあるが、その後もチェイスは続き、5投目でようやくヒット! 約18cmのアマゴをキャッチ。
有望なポイントのみに絞る
1匹目は比較的簡単に釣れたが、その後はなかなか難しい状況が続く。あちこちさまざまなポイントにキャストして魚の状態を探っていると、流れの早い瀬は望みが薄く、少し流れが緩やかで水深のあるポイントでチェイスが多い。
さらに魚が隠れられるような障害物があれば、なお良い。そういった状況を踏まえて、望みが薄そうなポイントは飛ばし、期待できるポイントだけに絞っていく。
アマゴが連発
狙うべきポイントを絞れてきたのが良かったようで、魚の反応が増えてきた。頻繁にチェイスを確認できるようになり、次々にアマゴが釣れてくるようになってきた。サイズは20cm弱がメインで、少し良型のサイズはなぜかバラしてばかり。ちょっと良いサイズが釣れると、ロッドと一緒に記念撮影。
ルアーはもののふ45Sをメインに使い、水深が浅いところではD-コンパクト45をチョイス。ヒットしてきた魚が掛からなかったりバレたりすると、フックを研いだり交換したり。フックポイントの鋭さが釣果に直結することを、ベテランは皆知っている。
25cmイワナも釣れる
前半はやや苦戦気味だったが、後半はチェイスも増えてなかなか楽しい釣りになってきた。たまにイワナも混じり、順調に数を伸ばしていく。残念だったのは、せっかく掛けた少し良型の魚がすべてバレてしまったこと。結局アマゴは23.5cm、イワナは25cmまでしか釣れなかった。
退渓地点が近づいてきたところで、チャラ瀬が広がるポイントを攻める。ここはいつもロングキャストして誘っていると、どこからともなく魚が現れてヒットしてくる。おそらくエサ釣りでは狙いにくいポイントだから、魚が残っているのだろう。今回も数匹をキャッチすることができた。
退渓ポイントは、いつも必ず魚がついている場所なので、下流側から順番に攻めていく。下流側の流れが緩くなる淵で1匹、その上流の流れ込みでも1匹キャッチすることができた。
最終釣果
最終釣果31匹。最初はどうなることかと心配したが、後半は良いペースで数を伸ばすことができた。もうしばらくは良い季節が続くので、近いうちにまた来ることになるだろうと思いながら川を上がる。
釣り終わって振り返ると、今回の釣りで最も大事だったのはポイントの見極め。メインターゲットのアマゴが当日にどんな場所についているかがわかってからは、明らかに釣果が伸びた。
もう少し暖かくなってくると、ガンガン瀬でも食ってくるようになるとは思うが、今回はまだ早かったようだ。そんな自然との対話が渓流釣りの楽しみ。ベストシーズンの渓流を楽しんでいこう。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>