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清水エスパルスのDF山原怜音が“復帰戦”で感じたこと「一人の人間として『幸せだな』と思った瞬間だった」

アットエス


清水エスパルスのDF山原怜音選手が前節福岡戦でけがから約1カ月半ぶりに復帰しました。後半終了間際に途中交代でピッチに立つと、アイスタは大歓声に包まれました。「鳥肌が立つくらいに歓声が聞こえて、一人の人間として『幸せだな』と思った瞬間だった」と振り返りました。

「25歳を超えてダンディーにいきます」

―約1カ月半ぶりにピッチに立った。
試合中の応援は集中しているので「応援してもらっているな」という感覚だが、今回ピッチに入った時は鳥肌が立つくらい歓声が聞こえて、自分がけがをしていたどうこうは関係なく、一人の人間として「幸せだな」と思った瞬間だった。

―離脱中、チームをどう見ていたか。
けが人が多く出ている中で精神的にもタフさが求められ、身体的にもきつく、うまくローテーションしながらやってくれていた。「けがしている場合じゃねえな」という気持ちにずっとなっていた。早く復帰して戦力にならないととも。でも現実を見たときになかなか足が治らなくて、やりたくてもできないというもどかしさもあった。

―復帰までの道のりは。
G大阪戦でけがをして1、2週間で湘南戦には間に合うと思っていた。捻挫だったので、今までの経験から1週間くらいで痛みも取れるかと。ただあのひねり方がこれまでとは違うと再認識して、思ったよりも時間がかかってしまった。

けがも自分の実力なので自分自身にフォーカスしないといけないが、自分では避けられない、体作りとかそういうものとは別のけがの仕方だった。そういう面からメンタル的にも受け入れがたい部分もあって時間がかかってしまった。

―もう休めないという感覚か。
シーズン開幕前に全試合に出ると言っていたができなくなってしまった。過ぎたことは過ぎたことで、目の前の一瞬一瞬に自分が何をするかが大事。その積み重ねなので、1試合1試合を見て試合数を積み重ねていきたい。

―ハイプレスのチーム相手には山原選手の特長が生きる。
サイドバックのポジションで1枚剝がすとか、相手の背後に供給するとか、そこに自分自身が受けに行くとか、相手の矢印を折ってプレッシャーを回避するのが自分の特長。まずは出るためにポジション争いを頑張らないといけない。出られれば特長を生かせると思うのでやりがいがある。

―福岡戦の交代出場時に吉田豊選手が両手を広げて受け入れてくれた。
とっさに出た行動だと思う。同じポジションで自分が交代する時にああやってくださるのはなかなかないんじゃないですかね。豊さんは自分のことに期待してくれての行動だと思っている。それに応えて、凌駕するくらいに成長していきたいと思った瞬間だった。

―離脱中、ひげがワイルドになった。
2年前のときもそうだったが、けがしたらひげを伸ばしてます(笑)けが以外の別のところに気持ちを持っていきたい。リハビリはメンタルが落ちてくるので、やることはやりながら気持ちを明るく持って行くために。25歳を超えてダンディーにいきます。

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