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キャストたちが『ベルばら』愛詰まった“人生のターニングポイント”明かす 劇場アニメ『ベルサイユのばら』公開記念舞台挨拶のレポ到着

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キャストたちが『ベルばら』愛詰まった“人生のターニングポイント”明かす 劇場アニメ『ベルサイユのばら』公開記念舞台挨拶のレポ到着

連載から50年以上の時を経て完全新作で描かれ、ついに公開となった劇場アニメ『ベルサイユのばら』。公開前夜の世界最速上映会の熱が冷めきらぬまま、再び沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹らキャストらが大集結!さらに、本作のナレーションを自らの立候補で担当した黒木瞳も駆けつけ<公開記念舞台挨拶>を実施した。

『ベルばら』の物語が新たな劇場版となって幕を開ける

革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の代表作「ベルサイユのばら」。1972年より「週刊マーガレット」(集英社)にて連載され、現在累計発行部数は2000万部を突破。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた漫画は、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など、数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界に金字塔を打ち立てた。そして、あの不朽の名作が、完全新作での劇場アニメ『ベルサイユのばら』として、全国公開中! 1972年の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない『ベルサイユのばら』の世界。そしてオスカルたちの生き様。その物語が、新たな劇場版となって幕を開ける――。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』(c)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

監督は『アオハライド』、『チア男子!!』の吉村愛、脚本は『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ、『君に届け』の金春智子、キャラクターデザインは『初恋モンスター』、『ぬらりひょんの孫』の岡真里子、音楽プロデューサーは『進撃の巨人』の澤野弘之が、音楽は澤野と共にNHKドラマ『大奥』のKOHTA YAMAMOTOが、そしてアニメ制作は『呪術廻戦』、『この世界の片隅に』などを手掛けるMAPPAが担当し、精鋭のスタッフが大集結!

キャストには、将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを沢城みゆきが、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネットを平野綾が、オスカルの幼なじみの平民アンドレ・グランディエを豊永利行が、容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンを加藤和樹が担当するほか、豪華実力派声優キャストらが勢揃いで挑む。

そして、本作のために書き下ろした絢香による主題歌『Versailles – ベルサイユ – 』が壮大な歌声とメロディで包み込み、宝塚歌劇がきっかけで『ベルサイユのばら』の大ファンになり、本作への参加も自ら立候補したという黒木瞳がナレーションに起用された。

『ベルばら』愛たっぷりのトークが炸裂!

ついに公開となった本作についての気持ちや周りからの反響から、激動の革命期のフランスを舞台にした本作にちなみ、登壇者たちの自身の一番のターニングポイントを深掘り!登壇者たちの『ベルばら』 愛たっぷりのトークも炸裂し、令和の時代の新たな『ベルサイユのばら』の幕開けを大いに盛り上げる舞台挨拶となった。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』(c)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

この度、公開を記念して、本作のメインキャラクターを演じる沢城みゆき(オスカル役)、平野綾(アントワネット役)、豊永利行(アンドレ役)、加藤和樹(フェルゼン役)、ナレーションを担当した黒木瞳が登壇する<公開記念舞台挨拶>を実施!公開後初の舞台挨拶に5人が再集結し、今だからこそ話せる本作の秘話や初エピソードも飛び出した。

オスカル役の沢城は、本作の封切りを迎えたことに「ついに、ついに、ついに!こんなに『やっと公開…!』という気持ちで舞台挨拶に立つことはなかなかありません」と感慨無量で、アンドレ役の豊永も「製作の皆さんは足掛け9年ですが、我々声優陣も3年くらい時間がかかっているので、我々も作品をお届けできる事が出来て嬉しいです」と声を弾ませた。

マリー・アントワネット役の平野は「私自身も公開を心待ちにしていたので、客席側の皆さんと同じ気持ちです」と『ベルばら』ファンとして喜び、フェルゼン役の加藤も「ファンの皆さんからの待ちに待った気持ちを感じることが出来て、我々も反響を目にすると嬉しいです」としみじみ。

黒木は「声優陣の皆さんが匠の素晴らしい技、素晴らしい演技、素晴らしい歌唱でキャラクターに息を吹き込んで。私も一観客として作品を堪能いたしました」とスタッフ・キャストを労っていた。また黒木は身近な反響として「これから舞台出演のために九州に行くので、親戚の子をステージに誘ったら『私は「ベルばら」に行く!』と言われて…。嬉しいのといじけた気持ちと両方があります」と笑いながら『ベルばら』の広がりを実感していた。

登場人物と重ねて感じる「人生のターニングポイント」

フランス革命という歴史背景の中、登場人物たちが経験や周囲の価値観に触れることで自身が進む道を考え、信念をもって貫き通す姿を描いた本作。これにちなんで「人生のターニングポイント」をそれぞれ発表。

学生時代に宝塚歌劇団で『ベルばら』に出会ったという黒木は「あの時に『ベルばら』を観ていなければ…今私はここにいません。オスカルとアンドレに出会ってしまった。夢の世界に圧倒されて、エンターテインメントの世界を知るきっかけになりました」と『ベルばら』をターニングポイントに挙げた。

沢城は本作出演がターニングポイントになったそうで「目指す道が今後変わって来るのではないかと思うくらいセリフに力のある作品。大きなターニングポイントになると思ったし、これからの私が進む道に影響を与えると思います」としみじみ。平野は小学生時代に『ベルばら』原作漫画に出会ったことがターニングポイントだといい「小さい頃に漫画を読みながら、自分はどう生きていけばいいのだろうか?と問いが始まった。早い時期からこのような作品に触れるのは贅沢な事です」と実感を込めていた。

加藤は「音楽」を挙げて「音楽と出会って自分の世界が広がった。音楽に精通する中でミュージカルに出会い、本作でも歌わせていただいた。音楽は作品や人を繋げてくれました」と語り、豊永は「表現者としてのターニングポイントは自分で決めるべきことではなく、自分を知ってくれたお客様が決めてくれるものだと思う。『ベルばら』での表現を観ていただき、皆さんそれぞれの人生のターニグポイントの作品になったら、それがこちらにフィードバックされて自分のターニングポイントになると思っている」と持論を述べた。これに、かつて子役時代の豊永と親子役で共演したことのある黒木は「大人になりましたねえ~」と豊永の言葉に感心し、豊永も黒木に「気づけば…アンドレになりましたっ!」と成長を報告していた。

一方、黒木は何度も訪れているというベルサイユ宮殿に触れて「実はベルサイユ宮殿でスリにあいそうになりました。バックを肩にかけたまま夢中になって撮影していたら、男の人の手がスッとバックの中に入った」とまさかのエピソード披露。スリの手にすぐに気づいて「ストップ!」と声を出して振り払おうとしたそうだが「何かを言えばいいのに、声が出ない!それで結局『オウ、オウ、オウ~!』とベルサイユ宮殿に似合わない声を出した」と当時の様子を再現し、キャスト陣を爆笑させた。黒木は「ベルサイユ宮殿には色々な学びがありますねえ」と照れ笑いだった。

登壇者たちの賑やかトークもあっと言う間に終了の時刻に。最後に黒木は「キャストの皆さんが素晴らしいので、多くの方々に観ていただきたい」、加藤は「何度も観ていただき、オープニングから世界観に浸ってもらえたら」、豊永は「映画館で何度もご覧になってもらえたら幸いです」、平野は「観れば観るほど深みの増す作品。何度でも映画館に足を運んでいただきたいです」、沢城は「沢山の方に幅広く観ていただける作品で、色々な感想が出てくると思います。完全新作の劇場版『ベルサイユのばら』の誕生が、(池田先生が生み出した)『ベルばら』にとって新しいバースデーのような、記念日的な存在になったら嬉しいです。」と呼び掛けていた。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』(c)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

原作の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない『ベルサイユのばら』の世界とオスカル達の生き様。その物語が、麗しい歌声と壮大な音楽による新たな『ベルサイユのばら』として幕を開ける。豪華実力派声優陣と精鋭スタッフのまたとない布陣で挑む劇場アニメ『ベルサイユのばら』は全国公開中!

劇場アニメ『ベルサイユのばら』(c)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

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