コメディ俳優キアヌ・リーブスが復活 ─ 新作『アウトカム』共演者が「本当に面白い映画」と太鼓判
『ジョン・ウィック』シリーズを筆頭に、アクション・スターとしての活躍がますます目覚ましいキアヌ・リーブス。しかし新作映画『Outcome(原題)』では、久々にコメディ俳優としてのキアヌを堪能することができるという。共演者のロイ・ウッド・Jrが米にて明かした。
『Outcome』は心に傷を負ったハリウッドスターのリーフ(キアヌ)が奇妙な動画で脅迫を受けたことをきっかけに、自身に潜む悪魔と折り合いをつけるため、過去の暗い闇に飛び込んでゆくダークコメディ。監督・脚本・出演は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2015)『ドント・ルック・アップ』(2021)などコメディ映画の経験豊富な俳優のジョナ・ヒルが務めている。
自らもスタンダップ・コメディ出身、テレビ・映画と幅広く活動するウッド・Jrから見ても、『Outcome』は「本当に面白い映画」なんだそう。今回のキアヌについて、「劇中では一発も空手パンチを繰り出していないと思いますよ。正統派コメディ俳優キアヌが帰ってきました」と語っている。
もともとキアヌといえば、キャリア初期作品の『ビルとテッドの大冒険』(1989)はシリーズ化されるほどの人気を誇っているほか、ロマンティック・コメディ映画にもしばしば出演。『マトリックス』『ジョン・ウィック』といった代表作のアクション映画でもコメディ演技のセンスを垣間見せたほか、『スポンジ・ボブ スポンジ・オン・ザ・ラン』(2020)などでもカメオ出演をノリノリで楽しんでいた。
本作でキアヌ&ジョナと共演するのは、『バック・イン・アクション』(2025)で映画復帰したキャメロン・ディアスや『マジック・マイク』シリーズのマット・ボマー、『バビロン』(2022)のカイア・ガーバーら。ちなみに、ウッド・Jr.は自らの役どころを「もしもディオン・サンダース(アメリカンフットボール・野球のプロ選手を経験したマルチアスリート)が公民権弁護士だったら……」と説明している。
なお『Outcome』のあとも、今後のキアヌはコメディ作品が複数待機中。現場で膝が粉々になる大怪我を負いながらも撮影を続行しようとしたエピソードで『Good Fortune(原題)』では、セス・ローゲンやキキ・パーマー、サンドラ・オー、アジズ・アンサリといった名コメディ俳優と共演。『逆転のトライアングル』(2022)のリューベン・オストルンド監督によるブラック・コメディ『The Entertainment System Is Down(原題)』も現在撮影中だ。
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