桑都を彷彿、蚕チョコ 八日町のホテルで「攻めの発注」
今年のバレンタイン、八王子のかつての養蚕業を彷彿とさせる「蚕チョコ」はいかが--。
八日町にある八王子スカイホテル内の土産店では現在、蚕の幼虫をリアルに模したチョコレートを販売している。ホテルは1997年創業だが、1階に入る土産店「802SKYSHOP」は2年前に開店。長谷川雄二店長によると、高尾山観光で多くの外国人旅行客が宿泊するなか、八王子らしい、まちの歴史がわかるような土産品を探していたという。
富岡製糸場でも販売
群馬県の富岡製糸場でも販売されているこのチョコは、葉の部分には桑の葉パウダーが練り込まれ、蚕本体はホワイトチョコ。富岡製糸場が世界遺産に登録されてから、土産物として人気を呼んでいる。
同じ絹産業で栄えた地として同店も仕入れることにしたが「かなり攻めた発注」と長谷川店長。バレンタインを前に「八王子でも話題になってくれれば。観光客だけでなく、地元の人も手に取ってほしい」と話す。