母「あそこなら楽しく過ごせそう」いろいろあったけど…結果オーライ! #母の認知症介護日記 199
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
老人ホームへの入所について、母・あーちゃんの答えを聞けないままでいることを、ワフウフさん姉妹は気にしていました。そんなある日、3人で少し散歩をしようということになったのですが、お天気は良かったものの風が強くて寒かったため、ワフウフさん姉妹は、ニットのアンサンブルしか着ていないあーちゃんに、近くのお店で上着を買ってあげることにしました。しかし、好みの服がなかったからか、あーちゃんは頑なに購入を拒否。どうやら、「寒いから服を買う」という因果関係が理解できないようで、話がまとまる気配がありません。仕方がないので、散歩も買い物も諦めて、近くのショッピングモールの中をぶらぶら歩くだけになってしまいました。
内心ヒヤヒヤだった契約
あーちゃんの意思を確認できないまま、老人ホームの面談&契約の日を迎えてしまいました。しかし、ホーム内で他の入居者さんから声をかけられたことで、あーちゃんはご機嫌モード。終始にこやかにしていて、ワフウフさん姉妹はとても救われた思いがしました。
ついに迎えた契約の日。営業さんが特別に見せてくれた診断書が気になるあーちゃんは、険しい顔で「見せて!」と私の手から奪い取ろうとしてビックリ……。
診断書には「アルツハイマー型認知症」と書いてあったので、あーちゃんが傷つくだろうと、本人には見せないようにしていました。状況を察したのか、営業さんがすぐに回収してくれて助かりました……。
ここで、なんとなく雲行きが怪しくなってきて、姉妹でヒヤヒヤする中、契約手続きが始まり……。
確認のために営業さんが契約書類を読み上げますが、やはりあーちゃんは理解できていない様子。
簡単に説明して、改めて意思確認をしたところ「あなたたちに任せるわ」と言い、あーちゃんは素直に署名捺印してくれました。これで、無事に契約完了です!
その後、営業さんとホーム内の食堂で楽しそうにおしゃべりをしていたあーちゃん。帰り道では「あそこなら楽しく過ごせそうね!」という言葉を聞けて、私たちもひと安心です。
自分の部屋となる老人ホームの一室を見学したあーちゃん。ベッド横にあったナースコールボタンを見て、少し表情が硬くなったような気がしましたが、そのまま必要書類の確認と契約に進みました。特別に営業さんが見せてくれた病院発行の診断書には、糖尿病の担当医も、認知症の担当医も「夫の協力が得られず、薬や食事の管理ができない」と記載されていました。
ーちゃんは診断書に何が書かれているのか気になっている様子でしたが、そこには「アルツハイマー型認知症」と書かれていることもあり、見れば傷つくだろうと思い、「お薬のことが書いてあるだけだよ」と言葉を濁しました。しかし、あーちゃんは険しい表情で私の手から診断書を強引に奪い取ろうとしたので、驚きました。営業さんがうまく診断書を持っていってくれて助かりましたが、なんとなく雲行きが怪しくなって、私も姉も内心ヒヤヒヤしました。
その後、営業さんが契約書類を読み上げますが、あーちゃんはやはり理解できていない様子。それでも「あなたたちに任せるわ」と言って、素直に署名捺印をしてくれました。無事に契約が終わり、私たちがケアマネさんと話している間、あーちゃんは営業さんと一緒に食堂へ向かいました。楽しそうな話し声が聞こえてきて安心したのですが、帰り道でも「あそこなら楽しく過ごせそうね!」とあーちゃんが笑顔で言ってくれて、私たち姉妹もひと安心です。
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ハラハラする場面もありましたが、無事に老人ホームの契約が終わりましたね。実際に施設を見た上で、あーちゃんから「楽しく過ごせそう」という言葉が聞けて、本当によかったです。あーちゃんが笑顔で穏やかに過ごせますように……!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。