いつもの拭き掃除を簡単にグレードアップする 「ブラシで拭き掃除」のコツ!
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
お話を伺うのはこの番組の月1レギュラーで、1400種類以上の掃除用具を使った、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さん!
藤原さんには恒例の「お掃除カレンダー」と題して、その月ごとにやってほしいお掃除をご紹介していただきます。
10月におすすめのお掃除は…
布団・絨毯など、大物の洗濯そして、 念入りなお風呂掃除!
布団・絨毯など、大物の洗濯
冬布団や冬毛布を出し始める時期が近付いているので、本格的に使い始める前に、1度キレイに洗っておきましょう!
・10月は、晴れの日が多くなってきて、湿度が低い日も多い時期なので、布団や絨毯なんかの大物の洗濯をしたあとの天日干しに向いている季節です。
・また、家で洗えないような大きいサイズの布団なんかは「コインランドリーで洗う」という方も多いんじゃないでしょうか。
・この「コインランドリーに洗濯ものを持ち運ぶ」行為も、暑い夏場より、涼しくなったこの時期のほうが格段に楽なので、このタイミングでオススメしたいです。
念入りなお風呂掃除
・夏場、お風呂に入浴する頻度が多かった人ほど、石鹸カスのよごれや、細菌よごれ、配管のよごれなんかが溜まってしまっています。
・冬になると水道から出てくる水の温度が下がり、水回りの掃除が億劫になってくるので、お風呂場をスッキリ掃除しておきましょう。
『いつもの拭き掃除を簡単にグレードアップする 「ブラシで拭き掃除」のコツ!』
普通、拭き掃除といえば、ウェットシートや布なんかを手で持って、指先に力を入れたりしながら、よごれを拭き取りますよね?今回ご紹介する「ブラシを使った拭き掃除」は、ブラシの毛先で「ウェットシート」や「布」なんかを押し付けながら、ブラシ側を擦るように動かすことで、毛先に固定されたウェットシートや布がよごれを拭きとってくれる、というものです。
この掃除方法、メリットがたくさんあります。
・「ブラシをゴシゴシ動かしたら、布がズレてしまうのでは?」と考える方も多いと思うんですが、ブラシの毛先が布の繊維に入り込むので、ブラシを擦っているときでも布はガッチリ固定されたまま。ズレない!
・ブラシの「しなりの力」が布に伝わるので、より強い力でよごれを拭きとることができます。
・凹凸があるような場所でも、ブラシが凹凸に沿うように布を押し当ててくれるので、普通に布で拭き取るだけの掃除と比べると、よごれの落ち方が全然違う!
そして、重要なもう1つのメリット。
ブラシ掃除をしていると、いつの間にか「髪の毛」や「糸くず」なんかが、ブラシの毛に絡まってしまうことありますよね?
今回の方法では、布が全てのよごれを拭きとってくれるので、ブラシ自体はキレイなまま。“ブラシを掃除する”という手間を省くことができます。そんな「ブラシで拭き掃除」をする際のコツを、おすすめのシチュエーションごとにご紹介!
①「ハンディサイズのブラシは、マイクロファイバークロスと組み合わせて使おう!」
お掃除に使うことも多いハンディサイズのブラシは、マイクロファイバークロスと組み合わせて使うのがオススメ。洗いにくいラグマットや、布製のソファーなんかのよごれを拭きとりたいときに「ブラシで拭き掃除」をぜひ試してみてください。バケツにぬるま湯を用意して、中性洗剤、もしくは重曹で、5%の水溶液を作ります。マイクロファイバークロスを水溶液に浸した後に絞り、ソファーの布の汚れている部分に押し当てるようにして、ゴシゴシ擦っていきます。ブラシの毛先が効率的に布に届いてくれるので、力はそんなにいりません。
このとき、マイクロファイバークロスの拭きとる面を交換しながら掃除するのがポイント!マイクロファイバークロス以外にも、生地が薄めのタオルや、厚手のウェットシートなんかも、ハンディサイズのブラシと組み合わせて拭き掃除に使うことができると思います。
②「ベランダや、玄関を掃除するときは、デッキブラシと 捨ててもいいタオルを組み合わせよう!」
ベランダや玄関は、床面に凹凸があって、普通の拭き掃除だとよごれを落とすのが大変なんですが、ここでも「ブラシで拭き掃除」が大活躍!捨ててもいいタオルや汚れても大丈夫な厚手の布を、デッキブラシの先に巻き付けるなどして固定します。これによって、自分の体重をかけながらの力強い拭き掃除ができるように!
拭き掃除なので、玄関のホコリが立ちにくいのも嬉しいポイント。よごれを拭きとったあとのタオルは、そのまま捨ててしまいましょう。
これから気温が下がってきますので、秋の終わりくらいの「寒くなる前の時期」に、ベランダや玄関の土間を掃除しておくと、気分よく冬を迎えられると思います。
③「家の細かい場所を掃除するときは、歯ブラシとウェットシートの組み合わせで解決!」
使い終わった歯ブラシも、立派なお掃除グッズの1つです!歯ブラシの先に不織布のウェットシートを巻き付けると、家のありとあらゆる細かい場所の掃除に活用することができます。
窓のサッシ、床とドアの細かな隙間、ホコリっぽくなりがちなコンセント周り、部屋の角のホコリが溜まっているところ。あとは、リモコンのボタンの間なんかも、歯ブラシとウェットシートの組み合わせで、効率よくお掃除できます。
加えて、特にオススメしたいのが「エアコンの室外機」の掃除!エアコンの室外機って、吹き出し口や吸い込み口が、網目上になっていたり、フィンが並んでたりするところにも。
・歯ブラシにウェットシートが固定されていることで、そういった細かい場所のよごれも力を込めて掃除することができる!
・ドレンホースのジャバラの部分のような、奥まった箇所のよごれも拭きとることができます。
みなさんも「ブラシ」と「布」の組み合わせを、お掃除に取り入れてみてください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)