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【姫路】「manma lampo(マンマランポ)」暮らしと季節に寄り添う“日々のごはん”を

兵庫県はりまエリアの地域情報サイト TANOSU

【姫路】「manma lampo(マンマランポ)」暮らしと季節に寄り添う“日々のごはん”を

JR野里駅から徒歩12分ほどのところに佇むカフェ&ロースタリー「manma lampo(マンマランポ)」。元々は「水上村・川のほとりの美術館」館内にあったカフェが、2023年12月、店名を新たに移転してきました。季節の食材を取り入れた、飾らないけれどもちょっぴり驚きや発見がある“日々のごはん”を提供しています。このほか、二十四節気に合わせて提供する自家焙煎コーヒーや手作りグラノーラなど、“体にうれしい”がたくさん♪愛情いっぱいのご飯が食べたくなったら、温かなランプが灯るこの場所を訪れてみては?

・カフェ&ロースタリー「manma lampo(マンマランポ)」

JR野里駅から徒歩12分ほど。国道312号線から1本西へ入った路地の住宅街に「manma lampo(マンマランポ)」があります。ここは家族で営むカフェ&ロースタリー。播磨の食材を使った日替わりランチや自家製スイーツ、二十四節気に合わせたコーヒーなど、こだわりのメニューと共にほっと落ち着ける時間が過ごせます。

元々は、姫路城につながる船場川の近くに佇む「水上村・川のほとりの美術館」の館内で「MUSEUM CAFE」として営業していましたが、2023年12月に現在の店舗へ移転。店名も新たに、「manma lampo」として新しいスタートを切りました。
「ごはん」や「お母さん」を意味する「まんま」と、フィンランド語で「ぬくもり」を意味する「ランポ」を掛け合わせた店名には、「食べること、暮らすこと、生きることに、ぬくもりと温かさが寄り添い、だれかの心に明かりが灯る場所になりますように」との願いが込められています。

店内に足を踏み入れると、まるで「おかえり」と言ってくれているような、やわらかな明かりのランプがお出迎え。ロゴマークにもなっている、このペンダントライトは、日本の住宅設計の第一人者と言われる建築家・中村好文氏が手がけたもの。また、カフェの設計も中村氏に依頼し、ここは県内で唯一、一般の人が入れる中村建築として注目され、県内外からもファンが訪れるのだとか。

・兵庫県で唯一!建築家・中村好文氏が手がけたカフェ空間

“光と風が通る家”をコンセプトにしたカフェ全体は、東側からたっぷりと自然光が降り注ぎ、季節の移ろいを静かに映し出します。インテリアは優しい肌触りの木材で統一され、深呼吸したくなるような心地よさが広がっています。

1階には、店内に入って左側に丸テーブルを2卓、右側には角テーブルを3卓完備。老若男女、境界線を作らず、一人で静かに過ごしたい人も、誰かと会話を楽しみたい人も、自然と調和できる空間です。
時おり店主夫妻が席にやってきて、お客さんと何気ない会話を楽しんだり、「この料理の味付けを教えて」なんてやりとりも、ここでは日常茶飯事です。

2階はグリーンを中心に、席同士の間隔がたっぷりと取られた、ゆとりある空間が広がります。同店ではキッズメニューが用意されているのもあって、小さな子どもを連れたお客さんの姿も。店主夫妻も4児の子育て中で、「普段育児を頑張っているお母さん、お父さんの息抜きの場所になれたら」と語ります。

座敷
×
キッズメニュー

おむつ替え台
×
個室
×
離乳食持ち込み

ベビーカー入店
要相談
キッズスペース
×
子ども用食器

喫煙
×
授乳スペース
×
子ども用イス

2階の一角には小さなライブラリーコーナーも。中村氏の著書をはじめ、衣・食・住にまつわる本を中心に、店主夫妻のお気に入りが並びます。ふと手に取った本が、暮らしや生き方にちょっとしたヒントをくれる、そんな偶然の出合いを楽しみにのぞいてみては?

・播磨の食材がたっぷり♪季節を映す日替わりランチ

『日々のごはん(ドリンク付き)』1,480円
ランチは、季節に合わせて献立された『日々のごはん』がスタンバイ。事前に伝えておけば、苦手なものやアレルギーのある食材は除いてもらえるのもうれしいポイントです。
内容は日替わりで、メイン、副菜、サラダ、ごはん、みそ汁、ドリンクがセット。ドリンクはコーヒーor紅茶のほか、差額を払えばカフェラテやチャイなどの対象メニューから選ぶことができます。プラス400円〜、デザートをセットにすることも可能です。

メインはさることながら、まず注目したいのが副菜。食材は播磨産のものを中心に旬の食材を使うことを大切にしていて、取材日は網干と御津(みつ)の大根を使った「天日干し切り干し大根の煮物」や「大根のうすはり柚子香漬け」が並びました。
「家庭で普段食べているような慣れ親しんだメニューでも、お客さんから思わず“おいしい”と笑顔がこぼれるようなひと手間を加えることを意識しています」と料理をする愛子さん。かつて料理教室をしていたこともあるという確かな腕前で、一品一品と丁寧に向き合っています。
例えば、切り干し大根にはユズの皮を添えることでサッパリとした後味に仕上げ、春の訪れを演出しているとか。ニンジンのマリネも米油で和えることで、風味がまろやかになり、ごはんが進む味わいになるそう。サラダのドレッシングも手作りするなど、細部まで抜かりありません。

メインの鶏天にも、大根おろし、紫大根、かいわれ大根の3種を添え、揚げ物でもサッパリと食べられる工夫が。お肉は砂糖と塩を混ぜた水に浸けてから調理することで、胸肉とは思えないほどしっとりやわらかな食感。衣はサクッと軽やかで、お肉は噛むほどに鶏のうま味がじんわり広がります。
メインや副菜と並んで、お客さんから「おいしい!」という声が多いというのが、店主の憲信さんが作るみそ汁。常連客から「おみそ汁のいっけんくん」と呼ばれるほど、『日々のごはん』には欠かせない存在になっています。
おいしさの秘密は、エノキを細かく刻んで食感を出し、みそ汁が完成してから最後にサラッと火を通すことで、キノコ本来の豊かな風味やうま味が引き出されるとか。今後はみそも手作りする予定だそうで、さらなる進化が楽しみですね♪

『こどもセット(ドリンク付き)』740円
「家族みんなで“おいしい”を共有してほしい」との思いで、キッズメニューも大人のおかずとなるべく同じ内容に。メニューは同じでも、子どもが苦手なシャキシャキ、ネバネバとした食感は避け、味付けはごはんが進むよう甘めにするなど、母ならではの視点も取り入れられています。
キッズドリンクは、「リンゴジュース」「カルピス」のほか、自家製の「梅ジュース」「レモンジュース」(各種ソーダは+50円)がスタンバイ。ボリュームダウンしたい人は、『こどものごはんと味噌汁(小)』(300円)もあります。
このほか、『日々のごはん』のおかずのみ(880円)と、ごはんあり(1,080円)のテイクアウトも数量限定で用意。「おうちでごはんを食べたいけれど、今日はちょっぴり楽をしたい」なんて日は“manma lampoのお母さん”を頼ってみるのもたまにはいいかも♪

・自家製スイーツと二十四節気に合わせたコーヒーを

『シフォンケーキ(プレーン)』400円
ランチのデザートにはもちろん、カフェタイムのお供に味わいたいスイーツメニューもスタンバイしています。平飼いたまご、国産小麦粉、てんさい糖で仕上げる『シフォンケーキ』は、優しい甘さとふわっと繊細な食感に心がほぐれる一品。フレーバーは「プレーン」と「季節のフレーバー」、そしてその両方を味わえる「ダブル」があります。
お皿にさりげない彩りを添えるグラノーラは、店頭やオンラインショップで販売もしている自社商品。二十四節気に合わせて2週間ごとにフレーバーを変えていて、取材日は立春に合わせた「チョコレートグラノーラ」が登場しました。甘く香ばしいチョコレートは、気分をぱっと華やかにしてくれ、春の始まりにぴったりです。

『シフォンとグラノーラ 季節のパフェ』780円、『二十四節気のコーヒー(立春)』(HOT)500円/(ICE)550円
自慢のシフォンケーキとグラノーラに加え、手作りのミルクアイスや季節の果物を詰め込んだ至福のパフェも人気。取材日はリンゴのコンポートがたっぷりとイン。しっとり甘酸っぱいリンゴと、ふわふわで甘いシフォンケーキ、カリカリ食感が楽しいチョコレートグラノーラが見事に調和し、サッパリとしたミルクアイスが全体をまとめあげていました。

自家焙煎コーヒーは、スペシャルティコーヒー豆をはじめ、農薬不使用など栽培条件の良いものやフェアトレードのものなども使っています。「お客さんに出すものですから、上質でおいしい豆を使うのは特別なことではないです」と控えめな店主。その謙虚な姿勢で美術館時代からお客さんの感想を日々取り入れ、コーヒーの焙煎から淹(い)れ方まで試行錯誤を重ねてきたそう。

『二十四節気のコーヒー(ドリップバッグ)』(1袋)220円
コーヒーもグラノーラと同じくして、二十四節気に合わせて2週間ごとに焙煎を行っています。取材日は冬から春へと季節が移り変わるタイミングで、イートインでは「立春」のコーヒー、テイクアウト販売のドリップバッグと豆では「大寒」と「立春」の2つのブレンドが用意されていました。
一年で最も寒くなる大寒にはどっしりとした余韻が味わい深いコーヒーを。バレンタインを前に街中でチョコを目にする立春には、カカオやナッツのような風味でチョコレートとのペアリングを楽しめる一杯を。そんな季節に寄り添った“日々の一杯”が、上質なカフェタイムへと誘ってくれます。

『二十四節気のコーヒー(豆)』(100g)750円〜、『二十四節気のグラノーラ』(50g)350円〜
1階中央の陳列台には、コーヒーやグラノーラをはじめ、選りすぐりの食器、食品、小物などがそろっているので、料理の待ち時間にチェックしてみて。きっと訪れた時期にぴったりの一期一会が待っていますよ。一部商品はオンラインショップでも購入可能です。
何気ない日常にそっと彩りを添えてくれるような「manma lampo」。温かなランプが灯るこの場所が、あなたにとっていつでも帰りたくなる第二のホームになるかも♪

■詳細情報

■DATA

manma lampo(マンマランポ)

所在地

兵庫県姫路市保城442-3

電話番号

079-285-3770

営業時間

10:00〜17:00
※ランチタイムは11:30~無くなり次第終了(テイクアウトのおかずも含む)
※カフェメニューはオールタイム注文可能

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