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【無料】子連れおすすめポイント3選も!「地味?」なんてとんでもない!アクセス良好で自然も満喫の充実スポットを獣医師ママライターが解説|北海道・札幌市「豊平川さけ科学館」

Sitakke

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牛や馬専門の獣医師の経歴を持ち、アニマルセラピーにも詳しいママライター「MERI」が、北海道各地の「動物とふれあえるおすすめスポット」とそのおすすめポイントを紹介する【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」。

今回は、札幌市南区にある「豊平川さけ科学館」をご紹介します!

北海道民にとって馴染み深い存在の「サケ」。

だけど、水族館にいるような華々しいお魚さんたちに比べたらちょっと地味だし(ごめんなさい!)、わざわざ見に行くほどでも…なんて思っていませんか?

東京出身の私からみると、そこらへんの川に遡上してくること自体もすごいし、サケが遡上してこられる自然環境を維持できていることもとーってもすごいことなんです!

今、私たちが過ごしている環境は当たり前のものではなく、みんなが必死に守り抜いてきたもの。

だからこそいま一度、「サケ」と「自然環境」をセットで学んでみませんか?

豊平川さけ科学館の入館料は無料で、小さなお子さまも楽しめる工夫がたくさん!
では早速、ご紹介していきます♩

豊平川さけ科学館ってどんなところ?

豊平川さけ科学館の外観。サケの稚魚2尾が向かい合った正面のデザインにもご注目!

豊平川さけ科学館では、約20種類のサケたちを一年中展示しています!

真駒内セキスイハイムスタジアムやアイスアリーナがある真駒内公園内にあり、アクセスも良好!
電車やバスなどの公共交通機関でも、自家用車でも、いつでも遊びに行きやすいのが嬉しいですね。

そしてなにより自然環境が豊かな場所なので、札幌にいながら大自然を満喫できる魅力的なスポットなんです!

今でこそ当たり前のようにサケが遡上する豊平川ですが、実は戦後に人口が急増したことによって川の水質が悪化し、長い間サケの回帰が途絶えていたのだとか。

その後、下水道や環境の整備が行われ、1979年の春、豊平川へのサケ稚魚の放流が30年ぶりに再開されました。
そのときの稚魚たちは、1981年の秋以降に親ザケとして豊平川に戻ってきたそうです!

館内ではサケの生体展示だけでなく、サケの体の仕組みを学べる展示や自然環境に関する展示があり、生き物好きな子どもたちにおすすめ!

屋外の「かんさつ池」にはサケの仲間たちがいて、常時エサやり体験ができます。
休日は早いうちに当日分のエサが完売してしまうこともあるので、ぜひ早めにゲットしてくださいね。

お魚好きな子どもたちにおすすめしたいポイントはここ!

約3,000匹のサケ稚魚をじーっと観察中。

豊平川さけ科学館には、小さなお子さまから大人まで楽しめる展示がたくさん!

休日にふらっと遊びに来ても十分楽しめますし、お魚が大好きな子どもたちにとっては学びや刺激がたくさんある場所です。
自然界で生きるサケたちがどのように生活しているのか、きっと興味を持ってくれるでしょう。

ここでご紹介する子ども向けのおすすめポイントは3つ!順路に沿って順番にご紹介していきますね。

サケについて学べる絵本や参考書などが充実!

販売見本の「さかなつりゲーム」で遊ぶ、お魚大好きな4歳息子。

入館して展示ホールに入ると、左側にはサケに関する展示があり、右側には売店や図書コーナーがあります。

図書コーナーにはお魚関連の絵本や参考書などがたくさんあるので、椅子に座ってじっくり読みながら過ごすのも良いでしょう。
売店で販売されているおもちゃなどの見本も置かれていますので、実際に手に取って見ることができますよ!

まるで図書館のよう!お魚関連の本がこんなにたくさん。

図書コーナーはこんなに充実!自由研究などの調べ物をするときにも良さそうですね。
じっくり読み漁っていたら1日では足りなさそうなので、ぜひ何度でも訪れてみてはいかがでしょうか。


ただの水槽じゃない!?サケの生体展示も魅力的!

地下のかんさつ室。屋外にある水槽の中を覗き見できます!

豊平川さけ科学館の生体展示は、ただ水槽が並べてあるだけではないんです。

約3,000匹のサケ稚魚が群泳できる円柱形の水槽や、屋外に設置されているサケの水槽を横から覗き見できる地下通路など、あらゆる角度で観察できる工夫がたくさん!

地下のかんさつ室の窓は、身長105cmほどの息子がちょっと背伸びすると覗ける高さでした。

実は1年ほど前にも訪れたことがあり、その時はまだギリギリ抱っこしないと覗けない身長だったのですが…思わぬところで息子の成長を実感してしまいました…!

大人気!かんさつ池でエサやり体験も♩

エサやり用のエサは館内で販売しています!

屋外の「かんさつ池」では、サケの仲間たちがたくさん泳いでいます。
ここではエサやり体験ができるので、館内で販売しているエサを忘れずに持っていきましょう!

販売場所は館内入ってすぐ、売店のお隣です。
なので、豊平川さけ科学館に来たらまずエサを買ってキープしておくのがおすすめ。

展示ホールに入ってすぐの場所(売店横)で「サケたちのエサ」販売中です♩

カプセルトイのスタイルで販売していますので、どうぞお見逃しなく!
なんと「当たり」が出たらもう1個もらえるそうです…!

休日は来館者が多く早いうちに完売してしまうこともあるので、早めにゲットしてくださいね。


子ども向けのイベントもお見逃しなく!

「さかな館」にはサケ以外のお魚たちや両生類も多数展示されています

まもなくやってくるゴールデンウィーク中だけでなく、春から秋にかけてイベントがたくさん開催される予定です。
現時点で発表されている5月・6月のイベント一覧はこちら!

●サケ稚魚体験放流(5/4〜5:申込不要)
●サケたちのエサやり体験(5/10,5/24,6/14,6/28:要申込)
●知る・見る・カニさん・ザリガニさん(6/7:申込不要)
●知る・見る・カエルさん(6/21:申込不要)
●両生類のエサやり体験(6/21:要申込)

イベント開催時にはキッチンカーなどの出店があることも!
詳細は豊平川さけ科学館の公式HPでご確認くださいね。

豊平川さけ科学館でサケと自然の魅力をたっぷり味わおう!

売店のサケグッズも充実!ぜひお土産もお忘れなく♩

今回は札幌市南区にある「豊平川さけ科学館」をご紹介しました!

お魚好きのお子さまなら気に入ってくれること間違いなし。
入館料は無料なので、気軽に遊びに行けちゃうのも嬉しいですよね。

お天気が良ければ、真駒内公園で遊んで帰るのもおすすめです。
生き物とのふれあいを取り入れながら、ぜひ充実した休日をお過ごしください♩

【札幌市豊平川さけ科学館】

〈入館料〉無料
〈開館時間〉9:15〜16:45
〈休館日〉毎週月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始(12/29~1/3)
〈アクセス〉地下鉄南北線「真駒内駅」からバスで約25分/自家用車で札幌市内中心部から約25分
〈駐車場〉172台(真駒内公園B駐車場)
※平日および冬期間(11月4日から4月28日)は無料
※4/29〜11/3の土・日・祝休日(6:30〜19:00)1回1日につき乗用車320円/バス等660円/自動二輪(原付含む)210円

所在地:〒005-0017 北海道札幌市南区真駒内公園2-1
電話番号:011-582-7555
公式HP:https://salmon-museum.jp/

【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」

***
文:MERI
1991年生まれ、1児の母。東京都出身、2016年より北海道に移住し現在は安平町在住。
牛と馬の産業動物獣医師として勤務したのち、ライター&カメラマンに転身。動物やペットに関する記事を多数執筆。大学時代には馬の飼養管理を担当しながらアニマルセラピーの研究を行う。動物に関する豊富な知識と経験を生かし、動物とのふれあいを積極的に取り入れる子育てを実践中。

編集:Sitakke編集部あい

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