年末年始の家事は”冷凍貯金”でラクになる!「失敗しない」料理のテクニックを大公開
なにかと忙しい年末年始。家事がラクになる、料理に関するテクニックをご紹介します。ネットで話題の驚きの裏ワザから、冷凍のプロによる食材の保存方法まで役立つ情報が盛りだくさんですよ。
買い物中のみなさんに聞いた、お正月料理で工夫していること
まず、ラッキー山の手店でお買い物中の方に、お正月料理で工夫していることを教えてもらいました。
お雑煮に市販の鍋つゆを使うという女性。寄せ鍋のスープなどに野菜やお餅を入れて作るとおいしかったんだとか。家族も喜んで食べてくれたと話してくれましたよ。味付けの手間もなく手軽に作れますし、時短にもなりそうです。
お正月にはカニを食べるというこちらの女性。毛ガニを2杯を注文し、3〜4人で食べるのだとか。1人1本ずつ毛ガニ専用のハサミを持っているそうですよ。
お正月の定番、冷凍のカニを失敗せずに解凍する方法
年末年始にカニを食べるご家庭も多いのではないでしょうか。カニは多くの場合、冷凍の状態で販売されていますよね。しかし、解凍方法を間違えるとせっかくのカニが台無しになってしまった…なんてことも。
でも大丈夫!人気スーパーTRIALがカニの”失敗しない解凍法”を、ホームページで紹介しています。
まず、凍った状態のカニをキッチンペーパーで包みます。こうすることで、溶けた氷の膜にうまみが逃げ出してしまうことを防げるのだとか。
次に、キッチンペーパーの上からビニールやラップで覆い、冷蔵庫でじっくり解凍します。解凍時間の目安は、毛ガニで約24時間。意外と時間がかかるので、早めの準備がおすすめです。
ネットで話題!お正月料理の裏技を検証しました
ネット上では、思わず「ホント?」と疑いたくなるような裏ワザがたくさん紹介されています。
大晦日の定番、年越しそば。時間が経つと、くっついてしまった!なんて経験ありませんか?そばは、あるものでゆでるとくっつかなくなるという裏ワザがあるんです。
その”あるもの”とは、なんと牛乳!にわかには信じがたいですが、糸口アナウンサーが検証してみました。
やり方はとても簡単で、鍋でそばをゆでる際1人前につき牛乳大さじ2を入れてゆでるだけ。
ゆでてから10分経ったそばを箸で持ち上げてみると、全然くっついていません。牛乳の味も全くしないといいます。
「チュルチュルと口の中に入っていくので、おいしさが増した感じもしますよ」と糸口アナウンサーは話します。
続いて検証するのは、かまぼこをきれいに板から取り外す方法です。包丁を使ってかまぼこを板から取り外す際、板にかまぼこが残ってしまったり表面がガタガタになってしまったりすること、ありますよね。
そんな時、包丁の”刃”ではなく”背”を使えば、簡単にきれいに取り外せるんです!
かまぼこを立てて置き、かまぼこと板の間に包丁の背を滑らせるようにして取り外していきます。
すると、板には全くかまぼこが残らず、かまぼこの表面もきれいなまま取り外すことができました。
ちなみに、かまぼこの板には余分な水分を吸収しておいしさを保つ役割があります。そのため、食べきれない分は、板をつけた状態で冷蔵保存するのがおすすめです。
冷凍王子に聞く”失敗しない”食材の冷凍保存方法
お餅も、お正月に欠かせない食材のひとつ。そんなお餅の正しい保存方法を”冷凍王子”こと西川剛史さんに教えてもらいました。
西川さんは「2人に1人がお餅にカビを生やしたことがあるという調査結果もあるほど、お餅は傷みやすい食材。すぐ食べない分は、すぐ冷凍保存するのがおすすめです」と話します。
お餅は冷凍して乾いてしまうと、パサパサになったり硬くなったりするため、水分の蒸発を防ぐことが大切です。
お餅をひとつずつラップで包み、さらに保存袋に入れれば水分とおいしさを保ったまま冷凍保存ができますよ。
さらに、西川さんは冷凍したお餅のおすすめの解凍法を2つ教えてくれました。
まず、まるでつきたてのような柔らかくてもちもちの食感にする方法から。凍ったお餅を水にくぐらせたらクッキングシートを敷いた耐熱皿に乗せて500Wの電子レンジで50秒〜1分ほど加熱します。
このままぜんざいに入れてもおいしいのですが、ピザもちにすれば冬休みのお昼ごはんにも大活躍間違いなし!お餅をサイコロ状に切って並べたら、ソースや具材、チーズを乗せます。500Wの電子レンジで約3分加熱すれば完成です。
続いて外はカリッと、中はびょ〜んと柔らかい食感に仕上げる解凍法をご紹介します。
冷凍庫から凍ったお餅を取り出したら、ラップを外さず500Wの電子レンジで30秒加熱し半解凍の状態にします。ラップを外したら、オーブントースターかフライパンでこんがり焼いたら出来上がりです。焼いたお餅の香ばしさが、お雑煮にピッタリですよ。
他にも、お正月におなじみの食材の冷凍方法も教えていただきました。
お雑煮や茶碗蒸しなどに使われる三つ葉。一度にたくさんは使わないので、あまりがちですよね。そんな三つ葉は、3センチくらいに刻んで冷凍するのがおすすめ。こうすることで歯触りも気にならず、料理にそのまま使えて便利なんです。
筑前煮などに使うレンコンも、冷凍保存ができます。
切ったレンコンを酢水に漬けた後、ラップの上に広げるようにして置いて包んでいきます。1回分ずつに分けて包むと便利ですよ。
家事をラクにする”冷凍貯金”で手間を省いて、何かと忙しい年末年始を乗り切りましょう。
みんテレ12月25日放送をもとに記事を制作しています