【達人に聞く!】おいしい「ミネラルウォーター」を選ぶ方法は?
学生読者の皆さんもミネラルウォーターをよく飲むでしょう。ミネラルウォーターとひと口に言っても、たくさんの種類があります。自分に合ったおいしいミネラルウォーターを選ぶにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、『ミネラルウォーター大全』を主宰している伊藤善久さんにお話を伺いました。
伊藤さんは、2024年9月20日現在で3,262種ものミネラルウォーターを実際に飲んだ、恐らく世界一のミネラルウォーターの達人。
また、実際にボトリングしている場所まで足を運び、そのミネラルウォーターがどのような場所で製造されているのかも調査する研究家です。
【画像】おいしいミネラルウォーターを選ぶ方法は?ミネラルウォーターの選び方とは?
たくさんのミネラルウォーターがありますが、伊藤さんによると「手に入りやすいもの」が良いそうです。毎日口にするものですから、コンビニや自販機など、どこでも入手できるブランドのものを選ぶのがお勧めなのです。
また値段についても500mlボトル1本が「100~150円で購入できるもの」がお勧めとのこと。いくらおいしい水でも1本200円、300円となれば年中飲むわけにはいかないですからね。
軟水が日本人に合います!
伊藤さんによれば「味については、第一印象で選ぶのがいい」そうです。
飲んでみて、これはちょっと自分には合わないな」と思ったらよしておくのがよいそうです。合わないものを飲み続けるのは負担になりますから、自分に合っていると思うものを選びましょう。
例えば欧州産の水は硬度が高いものが多く、日本人は「ちょっと……」となるかもしれません。伊藤さんからは「硬度の高いものはくせがあるので、日本人には軟水の方が飲みやすいと思います」とアドバイスがありました。
硬水というのは、主要な成分でいうとマグネシウム、カルシムを多く含む水です。
逆に軟水はそれらの含有量が少ないので、いわゆる「くせがない水」になります。
日本人は普段から自国の軟水を飲んできたので、硬水に慣れないという人が多いそうです。また、メーカーも日本人に合わせて軟水を選んで販売しているのではないか、と伊藤さんは指摘されました。
つまり、日本で販売されているのは「日本人が飲みやすいミネラルウォーター」というわけです。
もちろん「硬水が好き」という人もいらっしゃるので一概にはいえないのですが、とにかく第一印象を大事にしてミネラルウォーターを選んでみましょう――というのが達人からのお勧めです。
常温でどれだけおいしく飲めるか?
伊藤さんによれば、味を確かめるのには常温で飲んでみるといいそうです。
「キンキンに冷やして飲むのと何でもおいしく飲めますから、常温で飲んで味を確かめてみましょう。常温でもおいしく感じるなら、自分に合った水だと思います」とのことです。
原産地にこだわってみるのも一興です!
「日本全国どこでも地方各地の源泉から汲んだミネラルウォーターが販売されているので、それを飲んでみるのもいいでしょう」と伊藤さんから推薦の言葉がありました。
読者の皆さんも実家の地域で販売されているミネラルウォーターを探してみましょう。故郷の水ですからおいしく飲めるかもしれませんよ!
というわけで、お勧めの「ミネラルウォーターの選び方」についてご紹介しました。大学生読者の皆さんも、達人・伊藤さんのアドバイスを参考に自分好みのおいしいミネラルウォーターを選んでみてください。
文:高橋モータース@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
取材協力:『ミネラルウォーター大全』
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