<お金集めみたい?>流行りのクラウドファンディングにモヤモヤする!?理解できない人たちの持論とは
クラウドファンディングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。インターネット上で見かけてモヤモヤしているママから、ママスタコミュニティにこんな疑問が寄せられました。紹介します。
『クラウドファンディングってどう思う? 自分の目標のため、人のため……。いろいろあるけど、目標達成したら「やったー! みなさん拡散ありがとう!」みたいなノリになる人が受け付けない』
クラウドファンディングとは、「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語で、企画やアイデアを持つ実行者がインターネット上でプロジェクトページを公開し、広く支援者から資金を集める仕組みを指します。実行者は企業や団体、個人などさまざまです。 投稿者さんはクラウドファンディングを行ったある団体が、目標額を達成したとたんにブログやSNSの更新を止めてしまったことに疑問を感じているそう。お金を集めるだけ集めて、資金提供した人たちのことを何も考えていないように感じられたようです。確かに金銭だけが目的に見えてしまうと抵抗を感じる人もいますよね。ママスタのママたちはどう感じているでしょうか。
協力者に優しくないクラウドファンディングはちょっと……
『私はちょっと苦手かなぁ。その人によりけり、だけど。ご実家が開業医で、旦那さんも医師のママ友が、ハンドメイドのショップを立ち上げたいからとクラウドファンディングを始めたけど、なんだかね。お嬢さんおふたりは、私立の小学校に入学させていて、私よりずっと裕福なのに、庶民の私には求めないでほしいなと思ったよ』
『それちょっとわかるなー。目標達成したとたん、SNSでの更新が少なくなるとちょっとモヤっとする。リターンありの企画に支援したことあるけど、リターンが来なかった。適当すぎる! だからもう二度とやらないって決めた』
投稿者さんと同様、クラウドファンディングに対してあまりいい印象を持っていない人もいるようです。支援を求めなくてもいいような裕福な人が個人的な目標のためにお金を集めていたら、たしかにモヤっとしそうです。また出資者へのお返しとして商品やサービスが受けられる「リターン」について、トラブルが起きているケースもありました。届くはずのリターンが結局届かなかったそうです。
出資するならリターンも重要?
『ママ友が入っているサークル活動の資金が足りないのか、クラウドファンディングに協力をしてほしいとLINEがきたことがあるけど、特典は何があるのかと聞いたら、サークル活動のイベントの案内のみだった』
あるママは身近な人からクラウドファンディングでの支援を求められたことがあるようです。ただ見返りがイベント案内だけだったため、納得がいかず支援は見送ったとのこと。興味のないイベントのお知らせをもらっても困ってしまいますね。他のママからはこんな疑問も寄せられました。
『寄付やカンパなら私はしないかな。趣味にかかるお金を他人に求めるのって違うと思うし』
『クラウドファンディングは「投資」だからね。希望金額に達したら、参加者には優先的にお礼をしなきゃいけないんじゃない?』
クラウドファンディングの種類は「寄附型」「購入型」「金融型」の3つに分類されますが、このうち寄附型クラウドファンディングでは支援した際のリターンはありません。リターンがない場合は本当に応援したい相手にお金を渡すべきですから、協力したくない場合は協力しなくてもいいですよね。
出資する前に注意すべきことは
クラウドファンディングに懐疑的なママがいるのは、あまり賛同できないようなプロジェクトが散見されたり、トラブルを連想してしまったりするためでしょう。良くない事例が積み重なると、本来は信頼できる真面目な団体に資金が集まりにくくなるかもしれません。企画を実行する側だけでなく、支援する側にも注意が必要ですね。
一方でクラウドファンディングでは、自分が日頃モヤモヤしていることを解消してくれるような魅力的な企画に出会える可能性もあるはず。ですから支援を検討する際は、実行者の過去のプロジェクト実績や評判、口コミなどをチェックするといいのではないでしょうか。また信頼できるプラットフォームを利用することも重要ですよね。実行者の本人確認やコンプライアンスチェックなどをきちんと行っているか、出資を検討する前に確認したいものです。
クラウドファンディングを上手に活用すれば、自分が本当に応援したい活動を支援し、社会に貢献することもできます。日々の暮らしのなかで、賢く選択しながら関わっていけるといいですね。