肉体関係がないから悪くない!? “浮気を正当化する夫・妻”のトンデモな言い訳 #4「夫から“同居人”になったワケ」
結婚している人が配偶者以外の人と肉体関係を持てば「不倫」となり、バレてしまえば慰謝料の支払いなど大きなダメージを受けます。
それがわかっているから「体のつながりはなしで」別の異性と恋愛関係を求めるのはいいだろう、と考える既婚者は一定数いるものです。
配偶者がいながら別の異性に愛情を向けるのは浮気ですが、「体の関係がないからいいだろう」とはなりません。
「肉体関係なしの浮気」を正当化する人は、どんな言い訳をするのでしょうか。
「夫が、会社に出入りする取引先の女性と浮気していました。
発覚したのはバレンタインで、夫が『義理でもらった』と渡してきたチョコの包みを開いたら『大好き』と手書きのメッセージが入ったカードが落ちてきたという間抜けな状況です。
一瞬で血の気が引き、『義理じゃないよね』と言いながらカードを見せたら、夫が奪うように私の手からそれを引ったくって破いていたのは忘れられません。
『浮気じゃないからな』と夫のほうからわざわざ言い出したのがまさに浮気の告白のように聞こえ、『じゃあその人の片思いなの?』と返したら無言でうなずくので『◯◯さんか、今度会社に電話して話してみようかな』と嫌味を言ったら顔色を変えて『やめろ』と怒鳴るのが滑稽でしたね。
その人は仕事の取引で仲良くしているだけ、と夫は繰り返していましたが、『仕事だけの関係でわざわざこんなメッセージを書くかしらね』とまた嫌味を返したら、『付き合いだから仕方ないだろ』と言う姿にカチンときました。
『へえ、じゃあ私が同じように仕事の付き合いでそんなメッセージをほかの男に贈っても何とも思わないわけ?』ときつい声で言ったら黙りましたね。
カードが入っている可能性を考えずに私にチョコを渡してくる時点で夫の気持ちが軽いことは想像がつき、ふたりがどんな関係なのかそれ以上追求はしませんでした。
それでも、こんなメッセージを贈る女性の状態を考えたらふたりがそこそこ深い仲なのもわかるし、夫への愛情はそこで消えた感じです。
私にとってこれは浮気の証拠であって、それを『付き合いだから仕方ない』で済ませる夫のことは、今もただの同居人として見ています」(女性/39歳/総務)
配偶者以外の異性と深い仲になっている証拠が出てきて、「仕事の付き合い」を持ち出して軽いものとしたがる人は多く見ます。
仕事で接触がある以上は浮気を「仕方ない」と自分は言えても、配偶者が同じ状態になったときそれで済ませることが本当にできるのかは疑問です。
仕事の付き合いがあっても浮気をしない人のほうが圧倒的に多いのが現実であって、自分の都合だけ認めさせようとする配偶者とは、距離を置いて様子を見るのもその後の関係では重要。
夫婦のつながりを大切にする気がないのであれば、別の道を選ぶのも自分のためといえます。
(ハピママ*/弘田 香)