静岡学園が怒涛のゴールラッシュで新居に完勝。FW上田悠世は5発で2戦連続ハット達成<サッカー静岡県高校新人大会2回戦>
サッカー静岡県高校新人大会2回戦
<静岡学園 15−0 新居 1月12日・とこはGF>
連覇を狙う静岡学園が怒涛のゴールラッシュで16強入りを決めた。新人戦で指揮を執る斎藤興龍部長は「ボールの動かし方も良かったし、点も取れた。1回戦の時よりも良かったと思う」と合格点をつけた。
MF小山颯太(静岡学園中出身)がこぼれ球を押し込んだ前半2分の先制点がゴールラッシュの呼び水となった。
1回戦でハットトリックを演じたFW上田悠世(千里丘FC)はこの日5ゴール。鮮やかだったのは後半に挙げた4点目だ。
右足のキックフェイントで切り返し、相手の最終ラインやGKを翻弄。左足を鋭く振り抜いて左隅に突き刺した。コーナーキックを頭で合わせた2ゴールも鋭い嗅覚が光った。
途中投入された選手たちも自慢のテクニックを次々に披露。サイドアタッカー山田悠太(清水ジュニアユース)がドリブル突破で何度も好機をつくり、ゴール前に陣取った上野晴翔(大阪市ジュネッスFC)や安武凛(京都サンガU−15)がこぼれ球に詰めてゴールを重ねた。
選手権組は不在も…
この日は選手権出場組のうちMF神吉俊之介(アミザージ神野SC)はピッチに立ったものの、MF篠塚怜音(ジェフ千葉U-15)やMF佐々木雄基(川崎フロンターレU-15)、GK有竹拓海(FC東京深川)らはコンディション調整のため不在だった。
定位置奪取に燃える選手たちが80分間躍動を続け、斎藤部長は「競争はずっと続いていく。先発もポジションも固定せず、調子のいい選手を使っていく」と目を細めていた。