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【2025年版】散歩の達人おすすめ紅葉スポット14選。東京近郊でおすすめの名所&とっておきの穴場も!

さんたつ

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いよいよ東京近郊にも紅葉のシーズンが到来! 一度は行きたい名所から隠れた穴場まで、日帰りで楽しめる紅葉スポットは実にさまざま。ライトアップやイベントを行うスポットもあるあるので、気になったところへ出かけてみよう。

都市公園と武蔵野の秋を同時に味わえる「国営昭和記念公園」【東京都立川市・昭島市】

米軍の立川飛行場跡地に造られた広大な国営公園。立川駅や西立川駅に近い南側エリアは西洋庭園の様式、北側エリアは武蔵野の自然を残した趣で、異なる雰囲気が楽しめる。立川ゲート近くのカナール(写真)では、四角く刈り込まれた106本のイチョウと水路の直線美が見事だ。「秋の夜散歩」では、モミジやコナラなど武蔵野の樹木林が色づく日本庭園~かたらいのイチョウ並木をライトアップ。約300m続く黄金のトンネルを歩いて絶景を噛みしめたい。今年はカナールのイチョウ並木もライトアップされる。

【紅葉情報】
色づきはじめ:10月中旬
見頃:11月中旬~12月上旬
種類:イロハモミジ、イチョウ、カツラ、ナンキンハゼ、ドウダンツツジ、メタセコイヤなど
場所:国営昭和記念公園(東京都立川市緑町3173〈昭和記念公園管理センター〉)
アクセス:JR中央本線立川駅から徒歩10分(立川ゲート)
入園時間:みどりの文化ゾーンは8:30~16:30(11~2月)、有料エリアは9:30~16:30(11~2月)。10月30日(木)~11月30日(日)は「黄葉・紅葉まつり」「秋の夜散歩2025」。夜間イベントは点灯16:30~20:30(21:00閉園)
料金:450円。ライトアップ観賞券(日本庭園)は別途必要

【問い合わせ先】
昭和記念公園管理センター☎042-528-1751
公式HP https://www.showakinen-koen.jp/

荻窪の自然を生かした知る人ぞ知る日本庭園「大田黒公園」【東京都杉並区】

写真提供=荻窪三庭園。

音楽評論家・大田黒元雄氏の屋敷跡を整備した回遊式日本庭園。正門からは樹齢100年を超えるイチョウ並木が続き、赤く染まった木々が池に映り風雅だ。大田黒氏の仕事場だった西洋風の建築物「旧大田黒家住宅洋館」があり、愛用のピアノや蓄音機などが展示されている。散策の合間には、この洋館や東屋でひと休みできる。手入れが行き届いた園内は、イチョウやケヤキの大木が並び立ち、絵になるスポットばかり。ライトアップも人気だ。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イチョウ、イロハモミジ、ノムラモミジ、ハゼノキなど
場所:大田黒公園(東京都杉並区荻窪3-33-12)
アクセス:JR中央本線荻窪駅から徒歩7分
入園時間:9:00~17:00 ※11月下旬~12月上旬予定のライトアップ期間中は17:00~19:45受付(金~日は~20:30受付)
定休日:水休(ライトアップ期間は無休)
料金:入園無料、ライトアップの時間帯は300円

【問い合わせ先】
大田黒公園管理事務室☎03-3398-5814
公式HP https://ogikubo3gardens.jp/ootaguro/

紅葉の木々と薬師池、幻想の夜景に心弾む「町田薬師池公園 四季彩の杜」【東京都町田市】

天正18年(1590)頃に造られた水田用ため池を中心とした公園。隣接地には、町田市最古の木造仏で、平安時代後期の作という本尊の薬師如来が祀られた野津田薬師堂が立つ。池の周囲には梅、ハナショウブ、アジサイなど季節ごとの花が咲き誇る。紅葉シーズンは推定樹齢500年の薬師堂大イチョウやカエデをライトアップし、園内ガイドツアーも行う。2024年は薬師池に雲海が現れる、驚きの演出「薬師雲海」を実施して話題を呼んだ(2025年も実施予定)。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~下旬
種類:イチョウ、イロハモミジ、クヌギ、コナラなど
場所:町田薬師池公園 四季彩の杜(東京都町田市野津田町3270)
アクセス:小田急電鉄小田原線町田駅からバス30分の「薬師池」下車1分
入園時間:6:00~18:00 ※11月1日(土)~30日(土)は「紅葉まつり」。11月15日(土)~30日(日)のライトアップ期間中は17:00~20:00も開園
料金:入園無料

【問い合わせ先】
町田市公園緑地課☎042-724-4399
公式HP https://machida-shikisainomori.com/

美しい日本庭園が紅葉とライトアップで華やぐ「目白庭園」【東京都豊島区】

園内の中央に大きな池がある日本庭園で、1990年に当時の匠たちの技を集結して完成させた。「赤鳥庵」は水際に石垣を築いてその上に数寄屋造りの茶室を配しているため、水面に優雅な姿を映している。都会の中にありながら、四季折々に楽しめる自然豊かな空間で、秋になるとさまざまなモミジが赤や黄色に色づく。11月中旬から下旬にかけてはライトアップされ、昼とは異なる一面を見ることができる。池の水面にも映し出される紅葉は幻想的だ。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イロハモミジ、ハウチワカエデなど
場所:目白庭園(東京都豊島区目白3-20-18)
アクセス:JR山手線目白駅から徒歩5分
入園時間:9:00~17:00 ※2025年11月22日(土)~12月7日(日)のライトアップ期間中は17:30~20:30
料金:入園無料、ライトアップの時間帯は300円

【問い合わせ先】
目白庭園管理事務所☎03-5996-4810
公式HP https://sites.google.com/mejirogarden.com/parkmanegement/

林業試験場跡に造られた公園がレンガ色に染まる「林試の森公園」【東京都目黒区・品川区】

明治33年(1900)に「目黒試験苗圃(びょうほ)」としてスタートし、1989年に都立公園として生まれ変わった。東西700m、南北250mと細長く、約45分で外周を一周することができる。さまざまな樹木があるが、秋になるとケヤキやラクウショウなどが色づき始める。特に六角堂前の上池周辺にあるラクウショウの森が茶褐色のレンガ色に染まり、落葉とともに美しい景色を作っている。

【紅葉情報】
色づきはじめ:10月上旬
見頃:11月下旬~12月中旬
種類:ケヤキ、ラクウショウ
場所:林試の森公園(東京都目黒区下目黒2丁目、品川区小山台2丁目)
アクセス:東急電鉄目黒線武蔵小山駅から徒歩10分
入園時間:園内自由

【問い合わせ先】
林試の森公園サービスセンター☎03-3792-3800
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/rinshinomori/

モミジをはじめ、秋の植物も一緒に楽しむ「神代植物公園」【東京都調布市】

約4800種・10万本の樹木が植えられている植物公園。園内は、植物の種類ごとに30ブロックに分かれていて、四季の移ろいを感じることができる。「かえで園」では、約55種・100本のカエデの紅葉や、「えびね・あじさい園」の周囲を流れる川沿いにはメタセコイアの紅葉が見られる。ほかにも、ケヤキやシマサルスベリなど、園内の至る所で紅・黄葉を楽しめる。同じ頃にバラやサザンカなどの秋の花々も咲くので、秋の風情を満喫しよう。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月中旬~12月中旬
種類:モミジ、ケヤキ、シマサルスベリなど
場所:神代植物公園(東京都調布市深大寺元町5-31-10)
アクセス:京王電鉄京王線調布駅からバス20分の「神代植物公園前」下車すぐ
入園時間:9:30~16:00(17:00閉園)
料金:500円

【問い合わせ先】
神代植物公園サービスセンター☎042-483-2300
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/

水面に反射するレンガ色の紅葉が美しい都内最大級の水郷公園「水元公園」【東京都葛飾区】

小合溜(こあいだめ)沿いにある都内唯一で最大級の水郷公園。園内は小合溜から引いた大小の水路が張り巡らされ、水郷景観を楽しめる。この公園の最大の紅葉スポットが「メタセコイアの森」。メタセコイアの木々が鮮やかなレンガ色に染まり、紅葉が反射する水面や青空とのコントラストが素晴らしい。園内ではモミジやイチョウ、ポプラなどの木々も色づくので、水辺の風景と一緒に楽しもう。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~12月中旬
種類:メタセコイア、モミジ、イチョウ、ポプラなど
場所:水元公園(東京都葛飾区水元公園3-2)
アクセス:JR常磐線金町駅からバス15分の「水元公園」下車7分
入園時間:園内自由

【問い合わせ先】
水元公園サービスセンター☎03-3607-8321
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/

歴史的街並みがイチョウに彩られる「日本大通り」【神奈川県横浜市】

明治3年(1870)にほぼ完成したという日本で初めての西洋式街路で、神奈川県庁や『横浜開港資料館』、三井物産横浜ビルなど、数々の歴史ある建物が軒を連ねている。そんな街並みに彩りを与えるのが、横浜市の観光重要樹木に指定されているイチョウだ。黄金色のトンネルのように輝く並木道で思い思いの散策が楽しめるほか、2025年11月21日(金)からはイルミネーションの点灯がスタートし、黄葉と共演。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月中旬~12月上旬
種類:イチョウ
場所:日本大通り(神奈川県横浜市中区日本大通)
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線日本大通り駅すぐ
見学時間:散策自由

【問い合わせ先】
日本大通りエリアマネジメント協議会事務局 info@nihonodori.jp
公式HP https://www.nihonodori.jp/

都市公園が紅葉や黄葉に彩られる「生田緑地」【神奈川県川崎市】

昭和16年(1941)に緑地として都市計画決定された公園で、多摩丘陵の地形を生かして四季折々の自然美が楽しめる。紅葉の一番のスポットは、中央広場奥にあるメタセコイアの林。高さ約30mという巨木がレンガ色に色づく光景は圧巻だ。ほかにも、生田緑地東口ビジターセンターから中央広場に向かう途中のイロハモミジ、戸隠不動尊跡地など、紅葉スポットが点在。枡形山展望台からは紅葉越しに富士山や東京スカイツリーが見られる。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月中旬~12月中旬
種類:メタセコイア、イロハモミジ、ケヤキ、コナラなど
場所:生田緑地(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4)
アクセス:小田急電鉄小田原線向ヶ丘遊園駅から徒歩13分
入園時間:園内自由

【問い合わせ先】
生田緑地東口ビジターセンター☎044-933-2300
公式HP https://www.ikutaryokuti.jp/

自然と建築が溶け合う絵本のような美しさ「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」【埼玉県飯能市】

写真提供=(C)Moomin Characters(TM)。

「ムーミン」シリーズの作者、トーベ・ヤンソン氏と開園前からの手紙のやりとりから生まれ、彼女の思いがちりばめられた公園。個性的な建物と池、イチョウやメタセコイアの木々が織りなす景色に息を呑む。「きのこの家」は2階建てで、中に入って暖炉のある広間でくつろげる。飯能のヒノキの丸太を使用した「森の家」は、トーベ・ヤンソン氏の資料展示と、図書コーナーがあり、波打つ壁が特徴だ。土・日・祝の園内は日没からライトアップも実施。

【紅葉情報】
色づきはじめ:10月下旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イチョウ、メタセコイアなど
場所:トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園(埼玉県飯能市阿須893-1)
アクセス:西武鉄道池袋線元加治駅から徒歩20分
入園時間:9:00~17:00(土・日・祝は~20:30)、子ども劇場・きのこの家・森の家は9:00~16:40(子ども劇場は土・日・祝は~20:00)
定休日:月(祝の場合は翌)
料金:入園無料

【問い合わせ先】
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園☎042-972-7711
公式HP https://www.city.hanno.lg.jp/akebono/index.html

丘陵一帯が秋色に。雲海も見られるかも「秩父ミューズパーク」【埼玉県小鹿野町・秩父市】

長尾根丘陵に立地し音楽堂、テニスコート、アスレチックコースなどを備え、多目的で遊べる公園。秋はスカイロードの両脇に並ぶ約500本のイチョウが壮観。イチョウ並木の見頃は10月下旬~11月上旬で、スカイトレインに乗って眺めるのも気持ちいい。パルテノン横などにはイロハモミジの並木があり、せせらぎ広場では紅葉のトンネルが楽しめる。雲海の名所でもあり、11月の風の弱い晴天の明け方~早朝が狙いめ。展望台からは秩父の市街地や武甲山を一望する。

【紅葉情報】
色づきはじめ:10月中旬
見頃:10月下旬~11月下旬
種類:イチョウ、イロハモミジなど
場所:秩父ミューズパーク(埼玉県小鹿野町長留2518)
アクセス:西武鉄道秩父線西武秩父駅からバス26分の「ミューズパーク中央」下車2分
入園時間:スカイトレインは土・日・祝の9:30~16:30に5往復運行
料金:入園自由、スカイトレイン1日400円

【問い合わせ先】
秩父ミューズパーク管理事務所☎0494-25-1315
公式HP https://www.muse-park.com/

青い空や湖面に映える紅黄葉をハイクで楽しむ「名栗湖」【埼玉県飯能市】

秩父市と飯能市の間に位置する有間ダムでせき止められた人造湖。カヌーや釣りなど、アウトドアスポーツが楽しめることでも人気だ。約5kmの周囲を一周する散策道が整備されていて、湖とともに紅葉を楽しむことができる。彩り鮮やかに染まったモミジや桜などが湖面に映る様子は特に美しい。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~11月下旬
種類:モミジ、カエデ、桜など
場所:名栗湖(埼玉県飯能市下名栗)
アクセス:西武鉄道池袋線飯能駅からバス40分の「河又名栗湖入口」または「ノーラ名栗・さわらびの湯」下車30分
見学時間:散策自由

【問い合わせ先】
奥むさし飯能観光協会☎042-980-5051
公式HP https://hanno-tourism.jp/

関東屈指のパワースポットである霊峰が紅葉に染まる「三峰山」【埼玉県秩父市】

奥秩父にある妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三山の総称。古来より山岳信仰の霊山としても知られる。標高1102mに鎮座する三峯神社周辺では、モミジやカエデ、ナナカマド、ブナなどが赤や黄色に色づく。麓の秩父湖から三峯神社に続く登山道を歩けば、錦屏風を広げたような美しさだ。三峯神社から奥の院がある妙法ヶ岳へは歩いて約1時間30分ほどなので、紅葉を楽しみながら散策するのに最適だ。

【紅葉情報】
色づきはじめ:10月下旬
見頃:10月下旬~11月下旬
種類:モミジ、カエデ、ナナカマド、ブナなど
場所:三峯神社周辺(埼玉県秩父市三峰)
アクセス:西武鉄道秩父線西武秩父駅からバス1時間20分の「三峰神社」下車ほか
見学時間:散策自由

【問い合わせ先】
秩父市役所大滝総合支所地域振興課☎0494-55-0861
公式HP https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/1550/

真っ赤ないずみ橋から水面も染める紅葉を楽しむ「泉自然公園」【千葉県千葉市】

北総台地の起伏に富んだ地形を生かした約44万平方メートルの広大な公園。園内には約15種500本のモミジ類をはじめ、カツラやイチョウ、クヌギやコナラなど紅葉する樹木が約80種。特に池の上にかかかるいずみ橋からは、水面に映り込む紅葉が美しいと評判だ。ほかにも、園内の5つの池や紅葉谷など、さまざまな紅葉風景が楽しめる。紅葉期間中は「もみじまつり」が開催され、各種イベントやキッチンカーなどの出店も行われる。

【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イロハモミジ、カツラ、イチョウ、クヌギなど
場所:泉自然公園(千葉県千葉市若葉区野呂町108)
アクセス:JR千葉駅からバス45分の「泉公園入口」下車10分
入園時間:園内自由(駐車場利用は8:30~16:30)

【問い合わせ先】
千葉市若葉公園緑地事務所☎043-306-0101
公式HP https://izumi-park.city.chiba.jp/

構成=アド・グリーン、朝倉由貴 取材・文=速志 淳、朝倉由貴 ※画像は各施設提供

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