【茅ヶ崎 イベントレポ】BENIRINGO LOOP MARCHE – 循環を体感・実践する複合型マルシェイベント開催
2025年5月31日(土)、朝から降り続いていた雨により開催が心配されましたが、「BENIRINGO LOOP MARCHE(ベニリンゴループマルシェ)」が茅ヶ崎市役所駅前広場にて予定通り開催されました。
「循環を体感・実践する」イベントとは、いったいどんなものなのでしょうか。
主催を務めた「BENIRINGO」とは?
田中藍奈さんと阿部汐里さんからなる20代の活動家ユニット「BENIRINGO」。茅ヶ崎市を拠点とし、学生の頃から始めたフリーペーパーの制作・発行をはじめ、相模川の河口クリーン、FMラジオのパーソナリティなどの活動を通じて、環境問題に関する情報を発信しています。
「モノ・コト・人」が循環するまちへ
BENIRINGO LOOP MARCHEでは、茅ヶ崎の農産物、地産地消のフードやドリンク、アップサイクルの商品販売やワークショップなど、約30店舗の出店が予定されていましたが、当日の天候により出店を見合わせた店舗も。それでもトークショーやウクレレライブなどのステージイベントはすべて予定通りに行われ、会場となった茅ヶ崎カフェは大勢の人でにぎわいを見せていました。
イベントのテーマは循環。“「モノ・コト・人」が循環するまちへ”をスローガンとし、SNSやパンフレットでは「MYバッグ、MYボトル、MY容器、MYカトラリーをお持ちいただき、ゴミ削減へご協力を!」の文字が。
コーヒーは持参したタンブラーに、野菜はお気に入りのエコバッグに。ほんの少しの心がけで、ゴミの削減につながることを子どもたちとともに実践・実感。この小さな行動をみんなが当たり前のようにできるようになれば、大きな成果につながることもたやすく想像ができます。
「出店者の皆様には事前にパッケージフリーでの提供を心がけてほしいという話をさせていただきました!」そう語るのはBENIRINGOの田中さんと阿部さん。
「ゴミ削減を実現するには、来場者だけではなく出店者の理解も必要でした。大きさや形状が違う容器に提供するのは大変なことだと思います。その手間を惜しまず、賛同してくれた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」
また、茅ヶ崎カフェ内にはリユース容器の回収ボックスが設置されていました。容器やタンブラーを持参していなくても、指定の容器を使ってもらい、回収して再利用できる試みです。その他にも、インクカートリッジや小型家電の回収ボックスも。再資源化によるリサイクルに役立てます。
個人が出来ること、まち全体で取り組めることを、丁寧に実践していくイベントとなりました。
BENIRINGOの想い
「環境問題というと、地球規模の大きく難しい問題だと考えてしまいがちですが、少しの心がけで環境に配慮した生活ができるんです。まずは、面白そうだな、楽しいな、意外と簡単だな、そんなポジティブなきっかけ作りが出来たらいいなと思います。
このイベントで楽しみながら循環を実践し、その行動を継続してもらうことが、循環するまちづくりの第一歩になると信じています」そう笑顔で話してくれた2人。1つ1つの言葉の中に、熱い想いが込められているのを感じました。
今回、初主催となるBENILINGO LOOP MARCH。次回の開催は未定ですが、2人の今後の活動が楽しみです。
BENIRINGO LOOP MARCH
開催日時
2025年5月31日 10:00〜15:00
開催場所
茅ヶ崎市役所駅前広場
住所:茅ヶ崎市茅ヶ崎1丁目1-1
駐車場:あり
主催
BENIRINGO
BENIRINGO LOOP MARCHE実行委員会
特別協力
学生団体ニューコロンブス、株式会社Rumor、ゴミフェス532、特定非営利活動法人湘南スタイル、茅ヶ崎エフエム、公益社団法人茅ヶ崎青年会議所、イラストレーターDOT、HARVEST PARK、Ryu Ambe、湘南フードトラック協会、茅ヶ崎カンパニー
後援
茅ヶ崎市、茅ヶ崎市観光協会