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山北ヤングバレーボール 地域一丸で掴んだ県大会 小田原の中学生も部員に

タウンニュース

山北ヤングの選手

山北町を中心に活動する中学バレーボールのクラブチーム「山北ヤング」が、4月下旬から5月上旬にかけて行われた神奈川県中学校バレーボール選手権大会県西ブロック大会(神奈川県中学校体育連盟主催)に初めて出場。5位に入賞し、6月1日から始まる県大会出場を決めた。

同クラブは、指導教員不足などにより、山北中学校に男子バレーボール部がなかったことから地域のクラブチームとして2012年4月に創部。町には、小学生バレーボールチーム「山北JVC」もあり、男子がバレーボールを続ける場をつくりたいという意味もあった。

これまで県中体連主催の大会には「部」がある学校しか参加できなかった。23年度から地域クラブチームも参加が可能となったものの、一つの中学校の生徒で構成されたチームでは出場できない規約があった。そこで、チーム関係者らが部員確保に向け呼び掛け。国府津中4人、鴨宮中2人の1年生がチームに加入。今年度、県西ブロック大会に出場することができるようになった。

活動費に空缶回収

現在同チームは、月曜、水曜、金曜に山北中学校や川村小学校で練習を行う。活動費の一部は生徒や父兄らが年2回、アルミ缶回収を行い、得た収益を活用している。

加藤星七キャプテン(山北中3年)は「念願だった中体連の大会に出場でき嬉しく思う。これも指導してくださるコーチや支えてくれる地域の方々のお陰。県大会では、1秒でも長くコートに立っていられるよう頑張る」と意気込む。

湯川英樹監督は「今年度から中体連の大会に出場する事ができるようになった。県大会は全力で頑張りたい」と話した。

部費に充てるため缶の回収作業時

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