子育てと介護が重なるダブルケア問題。大竹まことが支援不足に苦言
12月19日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、子育てと介護の負担が重なる「ダブルケア」について取り上げた。
番組でピックアップしたのは毎日新聞の記事。
本紙では子育てと家族の介護が重なる「ダブルケア」の実態について、1月からキャンペーン報道を始めていた。
毎日新聞の独自集計によると、このような「ダブルケアラー」は全国に推計で29万3,700人(2017年時点)いるが、公的支援は乏しいという。
大竹まこと「自民党が20年間やってきた中で、ちょっと見落とされてきたところがあったんじゃないのか? お年寄りが増える中で、まず介護のための離職が始まって、次にヤングケアラーの問題があって、次に新聞に載ったのがダブルケア。親の病気や認知症の介護はしなくちゃいけない、子どもは生まれたばかり、自分の仕事もしなくちゃいけない……深刻だよね」
報道された中には、育児と両親の介護が重なり「トリプルケア」になった人もいた。
大竹「夫婦で働かないと結婚もできない。子どもを産んだら、1人を大学にいかせるのに1,000万円、2人だったら2,000万円もかかる。子どもなんか産めないって人もいる中で、産んだとしても子どものケアと親の介護が両方重なってくるって……どこかおかしくないか? 行政がどこかおかしくないか?」
はるな愛「ほんとですよね……保育園だって大変だし……」
大竹「(毎日新聞の)記事にも『国の支援は乏しい』って書いてあるよね」
砂山アナ「(負担を軽減させるための)法案が出てきたりとか、支援の拡充を掲げる政党が出てきたりとか。そういう動きが、最近”やっと”出てきたという感じですね」
大竹「これじゃあ幸せな家庭を持とうとした瞬間から、色々なことが始まってしまうよね。その一方で独居老人も東京だけで今50万人いる。どうやって生活を立て直していくんだろうね。しっかり庶民の足元をみた政治をやってほしいと思うよね」