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『X-MEN』幻のガンビット単独映画、「スクリューボール・ラブコメディ」の計画だった ─ 「頓挫するはずないと思った、撮影日も決まっていた」

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『X-MEN』シリーズより、実現しなかったチャニング・テイタム主演の単独映画『ガンビット(原題:Gambit)』は「スクリューボール・ロマンティック・コメディ」になるはずだった──。出演予定だったリジー・キャプランがインタビューにて明かした。

ガンビット/レミー・ルボーを主人公とする『ガンビット』は2014年ごろに企画が始動し、『X-MEN』シリーズのプロデューサーのサイモン・キンバーグが当時「ロマンティック・コメディ風になる」としていた。一時期はテイタムが監督を兼任するとも報じられたが、2019年に行われたディズニーの21世紀フォックス買収に伴う事情から頓挫。テイタムは大きなショックを受け、「トラウマになった、マーベル映画が観られない」ともいた。

米の取材にて、キャプランは『ガンビット』について「本当にクールなアイデアでした。頓挫したのはちょっと奇妙です。あのような作品が頓挫することはないと思いましたが、そうなってしまった」と振り返る。「撮影が始まる日も決まっていた」というから、企画は相当進んでいたようだ。

「チャニングと打ち合わせを重ねました。いくつか違うことがあって……監督がいたりいなくなったりしたのですが、チャニングやプロデューサーたちとは何度も話し合ったんですよ。彼らが目指していたのは、あの世界で繰り広げられる、1930年代のスクリューボール・ロマンティック・コメディのような作品。すごく楽しい映画になるはずでした。」

スクリューボール・コメディとは1930~40年代に流行したコメディのサブジャンルで、テンポの良い会話や、常識にとらわれないキャラクターやストーリー展開を特色とするもの。『或る夜の出来事』(1934)や『ヒズ・ガール・フライデー』(1940)など、今日のコメディにも影響を与える名作が多数生まれている。

テイタムは『21ジャンプストリート』(2012)や『マジック・マイク』シリーズ、キャプランは『ミーン・ガールズ』(2004)や『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』(2012)など、ともにコメディセンスのある俳優。もしもコメディ路線の『ガンビット』が実現していたら、きっと愉快で面白い作品になっていただろう。

失意ののち、テイタムは『&ウルヴァリン』(2024)でガンビット役として出演を果たし、高い評価を受けた。今後の作品にガンビットが再演するかはまた未知数だが、『デッドプール&ウルヴァリン』の大ヒットに背中を押されたテイタムは『ガンビット』の単独映画についても再度意欲をいる。テイタム演じるガンビットによるスクリューボール・ロマンティック・コメディが結実するのを待ちたい。

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